新型のレンジローバー、「ヴェラール」日本上陸

2017.07.11 自動車ニュース
「ランドローバー・レンジローバー ヴェラール」
「ランドローバー・レンジローバー ヴェラール」

ジャガー・ランドローバー・ジャパンは2017年7月11日、ランドローバーブランドの新型SUV「レンジローバー ヴェラール」を国内で初披露。同日、受注を開始した。

伸びやかなシルエットを描く「レンジローバー ヴェラール」。全長は標準的なモデルで4803mm。
伸びやかなシルエットを描く「レンジローバー ヴェラール」。全長は標準的なモデルで4803mm。
ホイールのサイズはグレードにより、18インチから22インチまでの全17種類が用意される。写真は「スタイル1032」と名付けられた20インチのもの。
ホイールのサイズはグレードにより、18インチから22インチまでの全17種類が用意される。写真は「スタイル1032」と名付けられた20インチのもの。
コックピット周辺部。「レンジローバー ヴェラール」のシートは2列構成で、乗車定員は5人となる。
コックピット周辺部。「レンジローバー ヴェラール」のシートは2列構成で、乗車定員は5人となる。

美を追求したSUV

「アヴァンギャルドなレンジローバー」というキャッチフレーズを冠した、レンジローバーの新たなラインナップである「レンジローバー ヴェラール」。サイズ的にも、価格的にも、既存の「レンジローバー スポーツ」と「レンジローバー イヴォーク」の中間に位置するモデルである。

アルミを多用した軽量かつ高剛性の5ドアボディーのサイズは、標準モデルで全長×全幅(ミラー格納時)×全高=4803×2032×1665mm、ホイールベース2874mm。参考までに記すと、レンジローバー スポーツは全長×全幅×全高=4855×1985×1800mm、ホイールベース2920mm、レンジローバー イヴォークは同4335×1900×1635mm、ホイールベース2660mmだから、レンジローバー ヴェラールはレンジローバー スポーツに迫る大きさであることがわかる。

レンジローバー イヴォークと同様にグリーンハウスが小さく、チョップドルーフ(高さが切り詰められたルーフ)風のプロポーションを持つエクステリアは、流れるようなデザインのLEDのヘッドランプや、ドアパネルに格納されるデプロイアブルドアハンドルなどが特徴である。

インテリアは、エレガントでシンプルな美しさを追求したデザイン。シートは前後2列で、乗車定員は5人となっている。シートや内張りなどの表皮は、天然皮革から、デンマークの高級テキスタイルメーカーであるクヴァドラ社と共同開発したプレミアムテキスタイルとスエードクロスのコンビネーションまで、さまざまなプレミアム素材を用意。直感的に操れる先進テクノロジーによって、豊富な情報とエンターテインメントを提供する、10.2インチのタッチスクリーンを2つ用いた独自のインフォテインメントシステム「Touch Pro Duo」は標準装備。ほかにTFTバーチャルコックピットやヘッドアップディスプレイなども用意される。

エンジンは、ディーゼル1種類とガソリン3種類が選べる。写真は最高出力380psを発生する3リッターV6スーパーチャージドユニット。
エンジンは、ディーゼル1種類とガソリン3種類が選べる。写真は最高出力380psを発生する3リッターV6スーパーチャージドユニット。
荷室の容量は5人乗車時で673リッター。最大1731リッターにまで拡大できる。
荷室の容量は5人乗車時で673リッター。最大1731リッターにまで拡大できる。
センターコンソールには、上下2段の10.2インチタッチスクリーンがレイアウトされる。
センターコンソールには、上下2段の10.2インチタッチスクリーンがレイアウトされる。
後席(写真)の背もたれは、40:20:40の分割可倒式。荷物にあわせてアレンジできる。
後席(写真)の背もたれは、40:20:40の分割可倒式。荷物にあわせてアレンジできる。
発表会には、ジャガー・ランドローバーのエクステリア担当チーフデザイナーであるジェレミー・ウォーターマン氏(写真右)も出席。「過去を大切にしながら、先進性を形にすることが重要」などと、デザインについての考え方を語った。
発表会には、ジャガー・ランドローバーのエクステリア担当チーフデザイナーであるジェレミー・ウォーターマン氏(写真右)も出席。「過去を大切にしながら、先進性を形にすることが重要」などと、デザインについての考え方を語った。
 
新型のレンジローバー、「ヴェラール」日本上陸の画像

豊富なモデルバリエーション

エンジンはディーゼルターボが1種類、ガソリンが3種類。「D180」と呼ばれるディーゼルターボユニットは、2リッター直4から最高出力180ps、最大トルク430Nmを発生。ガソリンは、INGENIUM(インジニウム)と名付けられた新開発の2リッター直4ターボがチューン違いで2種類あり、下位の「P250」が250psと365Nm、上位の「P300」が300psと400Nmを発生。最上位の「P380」は3リッターV6スーパーチャージドユニットで、380psと450Nmを発生する。

トランスミッションは全車8段ATで、駆動方式はレンジローバー伝統のフルタイム4WDである。パフォーマンス(EUテスト値)は、D180搭載モデルが最高速度209km/h、0-100km/h加速8.9秒。P380搭載モデルは最高速度が250km/hで、0-100km/h加速5.7秒と発表されている。

ラグジュアリーかつエレガントでありながら、世界に冠たるオフロード性能を支えるサスペンションは、コイルスプリング式または電子制御エアサスペンションで、後者は速度や路面状況に合わせて自動的に車高調節が可能だ。渡河水深はコイルサスペンションで600mm、エアサスペンション装着車は650mmが確保される。ハンドリングや車両安定性、乗り心地に寄与するトルクベクタリングバイブレーキ、アダプティブダイナミクスやダイナミックスタビリティーコントロール(DSC)、オフロードの走破性を高めるヒルディセントコントロールやテレインレスポンスなどの電子デバイスは全車に備わる。

安全装備については、レーンデパーチャーワーニング(車線逸脱警告機能)、自動緊急ブレーキ、360度ビュー&パーキングガイド機能付きサラウンドカメラシステムを標準装備。ブラインドスポットアシストやレーンキープアシストなどの運転支援システムも用意される。

車種&グレードは全33種類と多い。基本となる仕様とスポーティーな装いの「R-ダイナミック」をラインナップした上で、それぞれに標準モデルと「S」「SE」「HSE」を加えた計4グレードを展開。その各グレードにディーゼル車と3種類のガソリン車が用意される。さらに、デビューから1年間限定で販売される「ファーストエディション」(ガソリン車のみ)も存在する。

レンジローバー ヴェラールの価格は以下の通り(D180搭載車/P250搭載車/P300搭載車/P380搭載車の順に記載)。

  • 標準モデル:699万円/715万円/778万円/908万円
  • S:800万円/816万円/879万円/1009万円
  • SE:872万円/888万円/951万円/1081万円
  • HSE:1005万円/1021万円/1084万円/1214万円
  • R-ダイナミック:747万円/763万円/826万円/956万円
  • R-ダイナミック S:848万円/864万円/927万円/1057万円
  • R-ダイナミック SE:920万円/936万円/999万円/1129万円
  • R-ダイナミック HSE:1053万円/1069万円/1132万円/1262万円
  • ファーストエディション(P380搭載車のみ):1526万円

(文=沼田 亨)

→「レンジローバー ヴェラール」のフォトギャラリーはこちら

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