クルマの楽しさを全方位で紹介、BMWブース【フランクフルトショー2011】

2011.09.15 自動車ニュース
ワールドプレミアとなった、新型「BMW1シリーズ」。
クルマの楽しさを全方位で紹介、BMW&MINIブース【フランクフルトショー2011】

【フランクフルトショー2011】クルマの楽しさを全方位で紹介、BMW&MINIブース

前回のフランクフルトショーから新設されたホール11へと場所を移し、広大なブースを構えるようになったBMW。今回も短時間ではとても見切れないほど、大量の展示車が用意されていた。

「BMW Concept e Electro-scooter」
「BMW Concept e Electro-scooter」
「BMW i8コンセプト」(左)と、「BMW i3コンセプト」(右)。
「BMW i8コンセプト」(左)と、「BMW i3コンセプト」(右)。
新型「BMW M5」。
新型「BMW M5」。

■BMWの新ブランド「i」が一般公開

しかしながら、お膝元のショーのわりには目新しい出展は少ない方だったかもしれない。2011年7月に世界に向けて「BMW i」の発表が行われたばかりということもあるのだろう。今回はそれを初めて一般に公開するということがポイントと言えそうだ。

ブースに入る手前、外の展示スペースに用意されていたのは「BMW Concept e Electro-scooter」。中型スクーターと同程度の走行性能を持ち、3時間ほどの充電で100kmの走行が可能。ミラーの代わりにカメラ映像を用いるなど見た目も含めて斬新な提案がなされている。

ブース内での主役は、「i3コンセプト」、そして「i8コンセプト」ということになるだろう。前者は「LifeDriveアーキテクチャー」と呼ばれるカーボン+アルミの軽量ボディを用いた4人乗りシティユース用電気自動車。後者は、やはりLifeDriveコンセプトに基づく、1.5リッター3気筒エンジンと2基のモーターを用いるプラグインハイブリッドスポーツカーである。いずれも、これに近いかたちで2013年より市販に移される予定だ。

内燃機関で走るモデルでは、その究極というべき新型「M5」の登場がトピックである。先代の5リッターV型10気筒に代えて搭載される、4.4リッターV型8気筒直噴ツインターボエンジンは、実に560psを発生。7段M DCTを介して後輪を駆動する。こちらはすでに日本でも発表済み。価格は1495万円である。

「6シリーズクーペ」の新しいラインナップとして加わったのは、ディーゼルエンジンを搭載した「640d」、そして4輪駆動の「650Xi」である。さらにMスポーツパッケージも発表された。登場したばかりの「1シリーズ」には、手軽にそして安心してモディファイを楽しめる純正アフターパーツと言うべき、「BMWパフォーマンス」の製品を装着した“パフォーマンス”スタディが設定された。

「BMW 640d」
クルマの楽しさを全方位で紹介、BMW&MINIブース【フランクフルトショー2011】

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「MINIクーペ」
「MINIクーペ」

■MINIだから許される!? 「MINIクーペ」

一方、MINIのブースで一番良い位置を占めていたのが、ワールドプレミアとなった「MINIクーペ」である。しかも今回は、早くもジョンクーパーワークス仕様まで置かれていた。

冷静に考えれば、ターゲットの顧客が見えづらいモデルである。けれど、だからこそ面白い。個人的にどうにも惹かれてしまう1台が、このMINIクーペである。

目新しい出展は少ないなんて書いたが、なかなかどうして実際には展示車の数だけでなく、内容もきわめて充実していた。将来の夢も、今の楽しさも、なかなか手の届きそうにないものも身近なものも、BMW/MINIのブースにはクルマの楽しさが全方位で揃っていた。

(文と写真=島下泰久)

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