第449回:日本のブレーキシステムも搭載!
新型「ポルシェ・カイエン」はここに注目

2017.10.12 エディターから一言
2017年のフランクフルトモーターショーで世界初公開された新型「ポルシェ・カイエン ターボ」。
2017年のフランクフルトモーターショーで世界初公開された新型「ポルシェ・カイエン ターボ」。

2017年夏のフルモデルチェンジで、全方位的な進化を遂げたとアピールされる、ポルシェのSUV「カイエン」。その技術的な見どころは? ポルシェに詳しいモータージャーナリスト・河村康彦が、ドイツで得られた情報をお届けする。

「カイエンS」のリアビュー。写真は2017年8月末、デビューイベントでのひとこま。
「カイエンS」のリアビュー。写真は2017年8月末、デビューイベントでのひとこま。
新型「カイエン」のインテリアは、水平基調のインストゥルメントパネルが特徴。センターコンソールには12.3インチのタッチ式スクリーンが備わる。
新型「カイエン」のインテリアは、水平基調のインストゥルメントパネルが特徴。センターコンソールには12.3インチのタッチ式スクリーンが備わる。
今回のワークショップでは、新型「カイエン」の技術的ハイライトが紹介されたほか、テストドライバーの同乗試乗も実施された。
今回のワークショップでは、新型「カイエン」の技術的ハイライトが紹介されたほか、テストドライバーの同乗試乗も実施された。

カイエンらしさに自信を感じる

最近のポルシェが「新技術満載のニューモデル」をローンチする際、テストドライブに先駆けて開催することがが多い「テクノロジー・ワークショップ」。その新型車の特徴を示す座学が行われる複数の“教室”を、各国から訪れたゲストが順に巡るカタチで行われるのが通例である。そんなイベントが、このほど本国で開催された。

今回俎上(そじょう)に載せられたのは、直前に開催されたフランクフルトモーターショーでポルシェブースの主役となった新しいカイエンだ。

2002年秋にポルシェ初のSUVとして発売されたカイエンは、たちまち世界でヒットを飛ばし、トータルの販売台数はすでに77万台超。純粋なピュアスポーツカーメーカーだったこのブランドに「新しい顧客」と「目覚ましい利益」をもたらし、後にライバルメーカーにも多くの追従者を生むことになった。

ここに採り上げるのは先日2度目のフルモデルチェンジを行い、晴れて新型となった3代目のモデル。特にフロントビューは従来型と見紛(まご)うばかりのルックスは、あらためて「911」を規範としていることを示すと同時に、すでに定着をした「カイエンらしさ」に対する自信のほどを表しているかのようでもある。

そんな新型カイエンの見どころを、今回のワークショップで得た情報をもとに紹介していこう。

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