【スペック】全長×全幅×全高=5020×2000×1805mm/ホイールベース=2860mm/車重=2130kg/駆動方式=4WD/3.5リッターV6DOHC24バルブ(294ps/6500rpm、35.2kgm/4000rpm)/価格=440万円(テスト車=同じ)

フォード・エクスプローラー XLT(4WD/6AT)【試乗記】

古典を許さぬ時代 2011.09.04 試乗記 フォード・エクスプローラー XLT(4WD/6AT)
……440万円

パワートレインやボディ構造を変更し、新しくなった「フォード・エクスプローラー」。その走りはどんな風に変わったのか? 先代との印象の違いをリポートする。

色気づいて、あか抜けた

「フォード・エクスプローラー」は、アメリカで長らくベストセラーを誇るSUVだ。姿かたちはまったく異なるが、国民の愛着度でいうと、日本人にとっての「トヨタ・カローラ」や「スズキ・ワゴンR」みたいな存在。だからそのモデルチェンジは毎回注目を集める……アメリカでは。しかも今回はエンジンをV6に一本化し、モノコックシャシーを採用するなど、20年にわたるエクスプローラー史上、最も大幅なモデルチェンジなので話題が沸騰した……アメリカでは。

関西弁で言う「シュッとした」(標準語で「すっきりした」とか「ハンサム」)というのが、新型の第一印象として最もしっくりくる。先代に比べ、シルエットもディテールもより直線的で凹凸が減った。Aピラーを黒くして太いCピラーだけでルーフを支えているように見せるなど、全体的にかなり色気づいた。史上最もあか抜けたエクスプローラーといって差し支えなかろう。

先代同様、「リミテッド」と「XLT」の2グレードが設定される。従来、エンジンはリミテッドがV8、XLTがV6を搭載していたが、新型は両グレードとも新開発の3.5リッターV6エンジンに統一された。
パワーの絶対値はそこそこながらビートを感じさせつつも滑らかな回転フィーリングが心地良かったV8がなくなったのは、燃費が求められる現代にあっては仕方ないと理解はできるが、やっぱり残念だ。ひと足先にモデルチェンジした「ジープ・グランドチェロキー」(の日本仕様)からもV8はなくなった。世の中から次々と庶民的なV8が消え去るのは実に忍びない。

写真のカーナビゲーションシステムはディーラーオプション(15万5946円)。
フォード・エクスプローラーXLT(4WD/6AT)【短評】
「XLT」はライトストーンのファブリックシートを備える。
フォード・エクスプローラーXLT(4WD/6AT)【短評】
テールライトにはLEDが採用される。
フォード・エクスプローラーXLT(4WD/6AT)【短評】

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