【スペック】全長×全幅×全高=4765×1810×1480mm/ホイールベース=2700mm/車重=1470kg/駆動方式=FF/2リッター直4DOHC16バルブ(152ps/6200rpm、20.0kgm/4000rpm)/価格=250万円(テスト車=同じ)

トヨタ・アベンシスXi(FF/CVT)【試乗記】

スッキリ爽快 2011.08.30 試乗記 トヨタ・アベンシスXi(FF/CVT)
……250万円


約3年ぶりに日本市場に導入された「アベンシス」に試乗。欧州向けモデルとして開発され、4カ月限定で日本向けに生産される「トヨタがつくった欧州車」の乗り味は?

ほどよく目立つ!?

「アベンシス」の再導入に大きな期待を抱いていたという人、率直に言って、そう多くはないと思う。筆者自身もそう。「へぇ、そうなんだ」というぐらいにしか思っていなかった。それだけに乗ったら驚いた。いいじゃない、アベンシス。導入には、確かに意味がある。

何でもソツなくそろえていそうなトヨタだが、実はミドルサイズのワゴンというピースは欠けていた。ワゴン市場自体が縮小したからに他ならないが、気付けばワゴンは「カローラフィールダー」という選択肢しか残っていなかったのだ。

そこで急きょ、ワゴンだけ日本向けが期間限定生産され、1グレードで投入される新型アベンシスは、実はヨーロッパでは2009年から販売されている。「トヨタがつくった欧州車」というコピーで売られた先代はパッケージングも走りもヨーロッパ生まれらしい実直さが光っていたが、けっして華やかな存在ではなく、現行モデルでは導入が見送られていたのである。

それこそ2年前の発表の時には、前後オーバーハングの長さ、大きく傾斜したAピラーやクーペのようなルーフラインなど、このセグメントのトレンドに安易に乗っちゃったなぁ……と映って大して良い印象ではなかった外観は、今見ると意外や悪くない。周囲の状況も変わってきたからだろうか。最初に見た時ほどやり過ぎ感はなく、それでいて力強くショルダーラインが張り出したリアビューなどによって容易に埋没しない存在感もある、結構良いあんばいに映る。残念なのは、退屈なボディカラーしか用意されないことだ。

フランスのEDスクエア(トヨタ・ヨーロッパ・デザイン・デベロップメント)でデザインされ、イギリスのTMUK(トヨタ・モーター・マニュファクチャリング)で生産される「アベンシス」は、欧州ではトヨタブランドのフラッグシップに位置づけられる。
フランスのEDスクエア(トヨタ・ヨーロッパ・デザイン・デベロップメント)でデザインされ、イギリスのTMUK(トヨタ・モーター・マニュファクチャリング)で生産される「アベンシス」は、欧州ではトヨタブランドのフラッグシップに位置づけられる。
マルチインフォテイメントディスプレイは日本語で表示される。ただし、ウインカーレバーは輸入車のように左側に位置する。
マルチインフォテイメントディスプレイは日本語で表示される。ただし、ウインカーレバーは輸入車のように左側に位置する。
ボディカラーは、「スーパーホワイトII」「シルバーメタリック」「ブラックマイカ」の3色が設定される。
ボディカラーは、「スーパーホワイトII」「シルバーメタリック」「ブラックマイカ」の3色が設定される。

この記事の大きな画像を見るためには、画像ギャラリーをご覧ください。

関連記事
  • トヨタ・プレミオ2.0G“EXパッケージ”/アリオンA15“G-plusパッケージ”【試乗記】 2016.7.22 試乗記 内外装のデザインを大きく変更、装備の充実も図られた、トヨタのセダン「プレミオ/アリオン」。「ライバル車は存在しない」といわれるロングセラーの、クルマとしての見どころは? 最新型に試乗して確かめた。
  • スバル・インプレッサG4 2.0i-S EyeSight(4WD/CVT)【試乗記】 2017.3.21 試乗記 新型「スバル・インプレッサ」のセダンモデル「G4」に試乗。販売の主力となっているハッチバックモデルではなく、あえてマイナーなセダンを選ぶ理由はあるのか? 2リッターエンジン+18インチアルミホイールの上級グレードで検証した。
  • マツダCX-5 XD Lパッケージ(FF/6AT)【試乗記】  2017.3.13 試乗記 「マツダCX-5」がフルモデルチェンジ。新型は内外装を一新、G-ベクタリングコントロールなどの最新技術も新たに装備される。2.2リッターディーゼルエンジン搭載の「XD」で、春二番吹き荒れる如月(きさらぎ)の房総を走った。
  • トヨタC-HR G-T(4WD/CVT)【試乗記】 2017.2.21 試乗記 TNGAに基づいて開発された、トヨタのコンパクトSUV「C-HR」。欧州各地での走り込みによって鍛えたというその実力を、販売台数では劣勢の1.2リッターターボモデルでテスト。ハイブリッドモデルにはない魅力とは?
  • 「スバル・フォレスター」のアイサイト搭載グレードが拡大 2017.3.13 自動車ニュース 富士重工業は「スバル・フォレスター」に一部改良を実施し、4月3日に発売すると発表した。新たなエントリーグレードとして「2.0i EyeSight」を設定。また、CVT搭載の全車に運転支援システム「アイサイト(ver.3)」を標準装備とした。
ホームへ戻る