5形態から選択可能

面白いのはエクステリアだ。基本的には、ドアレスのオープン2シーター・バルケッタスタイルがベースモデルとなる。これに巨大なカーボン製リアウイング(オプション)を選んだ状態が、最もサーキットで速い仕様。さらに、現実的なワイパー付きウインドシールドを加えたロードスタースタイルや、T型タルガトップのクーペスタイル、ガルウイングウィンドウ付きのフルキャノピークーペスタイル、を選ぶことができる。フルキャノピーのクーペスタイルを選んでおけば、他のどの仕様への変更も専用工具で自ら行うことができるという。とはいえ、日常利用を考えれば、フルキャノピーのエアコン付き仕様を選ぶほかないだろう。

インテリアは必要最小限の装備内容で、シンプルさが際立っている。ダッシュボードやシートは、CFRPバスタブの形状をそのまま活用した。硬派には違いないが、カラーステッチの入ったレザーインテリアを用意するあたり、スパルタン一辺倒という雰囲気でもないところが、オトナのスポーツカーだ。

発表日の翌日。幸運にも新工場から川を渡ってすぐのとこにあるリカルド・パレッティ・サーキットで、プロトタイプモデルを試乗することになった。ジャンパオロが京都での約束を覚えていてくれたのだった。

試乗車はバルケッタボディーにウイング付きというサーキット最速仕様のプロトタイプ3号車。いまなおカムフラージュフィルムのままだった。トランスミッションは2ペダルのパドルシフト。個人的にはマニュアル3ペダルが好ましいと思うが、それはまたの機会に。

なにしろパワーウェイトレシオ“2.14”kg/psのダラーラ製マシンである。サーキットでのパフォーマンスへの期待が、いやが応でも高まる。ドアレスだからボディーを跨(また)ぐようにして土足のまま右足でシートを踏むことになるわけだが、そこにはちゃんとフットポイントが。オシリをすっぽりとキャビンに収めた瞬間、体中の血液がザワッと滾(たぎ)ったような気がした。

「ストラダーレ」には4車型5形態が用意される。基本はこのバルケッタスタイル。この状態で車両価格は15万5000ユーロ(約2100万円。税別)となる。
「ストラダーレ」には4車型5形態が用意される。基本はこのバルケッタスタイル。この状態で車両価格は15万5000ユーロ(約2100万円。税別)となる。
リアウイングを付ければサーキット最速仕様に。
リアウイングを付ければサーキット最速仕様に。
ウインドシールドを付けると、標準的なロードスタースタイルになる。ワイパー用コンポーネンツなどを組み込んだボードが新たに設置されている。
ウインドシールドを付けると、標準的なロードスタースタイルになる。ワイパー用コンポーネンツなどを組み込んだボードが新たに設置されている。
キャノピースタイルを選べばT型のタルガトップクーペ仕様にすることもできる。
キャノピースタイルを選べばT型のタルガトップクーペ仕様にすることもできる。
最も実用的なフルキャノピースタイル。エアコンディショナーを装備することも可能だから、町乗りに使いたい場合には必然的に最も高価なこの仕様になる。
最も実用的なフルキャノピースタイル。エアコンディショナーを装備することも可能だから、町乗りに使いたい場合には必然的に最も高価なこの仕様になる。
フルキャノピースタイルでは、ガルウイングウィンドウをこのように跳ね上げて乗り降りする。
フルキャノピースタイルでは、ガルウイングウィンドウをこのように跳ね上げて乗り降りする。
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