新世代スモール「フォルクスワーゲンup!」登場

2011.08.22 自動車ニュース
「フォルクスワーゲンup!」
フォルクスワーゲン、新世代スモールカー「up!」を発表

フォルクスワーゲン、新世代スモールカー「up!」を発表

独フォルクスワーゲンは2011年8月21日、スモールカーのニューモデル「up!(アップ)」を発表した。

■2011年12月にヨーロッパで発売

2007年9月、フォルクスワーゲンがフランクフルトモーターショーで発表した新しいスモールカーのコンセプトモデル「up!」が、4年の歳月を経てついに市販モデルとして登場した。

全長3.54×全幅1.64×全高1.48mの3ドアハッチバックボディは、コンセプトカーよりもわずかに大きく、駆動方式もRRからFFに変更されているが、ほぼコンセプトカーどおりのデザインで市販化にこぎ着けた。

up!のボディサイズは、現行の「ポロ」よりかなり小さく、かつて日本でも販売された「ルポ」(全長3525×全幅1640×全高1475mm)とほぼ同じ大きさ。しかし、ルポよりも100mm長い2.42mのホイールベースにより大人4名が窮屈な思いをせずに移動できる空間を確保しているという。また、ラゲッジスペースはルポの130リッターに対してほぼ倍の251リッターを稼ぎ出しており、スペース効率を高めたのが特徴といえる。

パワートレインは、3種類の1リッター3気筒エンジンを用意。ガソリンエンジンは60psと75psの2タイプがあり、EU計測モードの燃費は、スタート・ストップ(アイドリングストップ)機構を備えるブルーモーションテクノロジー・バージョンの場合、それぞれ23.8km/リッター、23.3km/リッター。CO2排出量はいずれも100g/kmを切る。一方、同じ排気量の天然ガス仕様では、最高出力が68psとなり、EU計測モードの燃費は31.3km/リッター、CO2排出量は86g/kmを誇る。ブルーモーションテクノロジー・バージョンならさらに高効率の79g/kmを達成するという。2013年にはゼロエミッションのEV仕様が追加される予定だ。

■緊急自動ブレーキを同クラスで初採用

インテリアは、直線基調のダッシュボードが特徴的。ダッシュボード中央に配置される「maps+more」は、カーナビ、携帯電話、オーディオを統合したポータブルデバイスで、従来のインフォテインメントシステムに比べて手頃な価格で提供されることになる。操作は画面タッチにより行い、スマートフォンやタブレット端末感覚で扱うことができる。

ユーザーのライフスタイルにあわせた収納ボックスが各種用意されるのも特徴のひとつだ。たとえば、子育て中のファミリーには、おもちゃやお菓子の収納に便利な「キッズボックス」。その他にも「シティボックス」や「トラベルボックス」(いずれも仮称)などが販売される予定だ。

安全装備では、30km/h以下で走行中、前方の障害物をレーザーセンサーが捉えると自動的に緊急ブレーキが作動する「シティエマージェンシーブレーキ」をオプションで用意する。

フォルクスワーゲンは、2011年12月にヨーロッパでこのup!を発売。一方、フォルクスワーゲン グループ ジャパンによれば、up!の日本導入は現在検討中ということだ。スモールカー激戦区の日本に、ぜひ新しい風を吹き込んでほしい。

(文=生方聡)

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