【スペック】全長×全幅×全高=4410×1695×1540mm/ホイールベース=2500mm/車重=1200kg/駆動方式=FF/1.3リッター直4SOHC8バルブ(88ps/5800rpm、12.3kgm/4500rpm)、モーター(14ps/1500rpm、8.0kgm/1000rpm)/価格=193万5000円(テスト車=224万5800円/Honda HDDインターナビシステム+リンクアップフリー+ETC=27万9300円/コンフォートビューパッケージ=3万1500円)

ホンダ・フィットシャトルハイブリッド スマートセレクション(FF/CVT)【試乗記】

長いだけが長所じゃない 2011.08.22 試乗記 ホンダ・フィットシャトルハイブリッド スマートセレクション(FF/CVT)
……224万5800円

ホンダの新型ワゴン「フィットシャトルハイブリッド」に試乗。燃費を含めた、クルマとしての実力をリポートする。

支持率86%

都内で開催された「ホンダ・フィットシャトル」の試乗会に参加して、ガソリンエンジン仕様とハイブリッド仕様を乗り比べるチャンスがあった。2台を乗り比べてみると、まずは予想どおり、出足の力強さが違っていた。そして面白いことに、室内の静けさにも思った以上の差があった。モーターを併用して走るハイブリッド車なのだから、全般的に静かなのは、まあ当たり前のことである。しかし、エンジン音やロードノイズの伝わり方から察して、遮音にもそれなりに差がつけられているのではないか? と感じたのだ。

フィットシャトルの顧客というのは、40代以上の、いわゆる子離れ層が40%を占めるという。発売後約2週間で受注が約1万2000台に達し、そのうちハイブリッドの比率は実に86%(!)に上ったというニュースがちょっと前に流れたが、その中には「オデッセイ」、「ステップワゴン」、「ストリーム」といった上位モデルからのダウンサイジング組が少なくなかったそうである。「単にコンパクトカーに乗り換えるのは気が進まない。でも、ハイブリッドという付加価値が付けばまんざらでもない」と思った人が多かったのかもしれない。

もっとも、こういった人たちは、メーカーにしてみれば“気が抜けない客”である。なぜなら、より上級のクルマが持つ質感を知っているからである。そこでホンダは、彼らにまちがっても「コンパクトカーに乗り換えて失敗だった」と言わせないために、やはりハイブリッドモデルについては静粛性をしっかり作り込んだそうだ。聞けば、後輪のホイールハウスの内側、Aピラーのトリム内、そしてエンジンフードの内側に、ガソリンモデルにはない吸音材を追加しているという。

いざ走り出すと、ハイブリッドは2000rpmも回さなくても、無理せず一般道の流れに乗ることができる。それに対して、ガソリン仕様はちょっと元気に発進すれば、あっという間に3000rpmに達してしまう。ひと昔前なら3000rpmはまだ“実用域”の範囲内だったが、今ではもう気分的に“贅沢(ぜいたく)域”である。


ホンダ・フィットシャトルハイブリッド スマートセレクション(FF/CVT)【試乗記】の画像
インテリアのデザインは、基本的に「フィット」そのもの。ただし、材質や色合いは、より上質で落ち着いたものが採用されている。
インテリアのデザインは、基本的に「フィット」そのもの。ただし、材質や色合いは、より上質で落ち着いたものが採用されている。
青みがかった透明なリアコンビランプやメッキのガーニッシュは、ハイブリッド仕様の証し。テスト車のボディカラー「グリーンオパールメタリック」も、ガソリン仕様では選べない。
青みがかった透明なリアコンビランプやメッキのガーニッシュは、ハイブリッド仕様の証し。テスト車のボディカラー「グリーンオパールメタリック」も、ガソリン仕様では選べない。

この記事の大きな画像を見るためには、画像ギャラリーをご覧ください。

フィットシャトルの他の画像を見るためには、写真一覧をご覧ください。

関連記事 ホームへ戻る