第8回:ライバル車との違いは何か

ストレスフリーなSUV 2018.01.16 徹底検証! ボルボXC60 最新の「ボルボXC60」と、スペックや価格帯の近いライバル「アウディQ5」に試乗。プレミアムSUV同士の比較を通して、数値だけではわからない各車の個性や走りの質を確かめた。

お国柄が出るインテリア

ここ数年、世界中の自動車メーカーでニュープラットフォームの投入が大流行だ。クルマの要になる骨格を見直し、さらに寸法を前後左右に延ばすことで、さまざまなサイズのモデルに対応できるようになっている。何でも新しければいいというものではないが、この流れに沿って出てきた国内外のニューカーは、総じて走りの質感が高い。いわゆるボディー剛性が高い、しっかりとした味わいのクルマに仕上がっているのだ。

この新しいボルボXC60は「XC90」で投入されたSPA(スケーラブル・プロダクト・アーキテクチャー)の流れをくんでおり、「走りだけではなく衝突時の衝撃吸収構造にも優れたクルマ」とアナウンスされている。そんなXC60であるが、今回は、ガチのライバルになるアウディQ5を交えての試乗だ。比較しながらだと、より明確にXC60のリアルな姿が浮き彫りになるだろう。

スカンジナビアンデザインという言葉に踊らされるわけではないが、XC60の内装は、縦に配されたセンタースクリーンやドリフトウッド(流木)という素材を用いたパネルなどにより、使いやすく、しかも落ち着きがあるのが特徴。豪華さを前面に出さない控えめな雰囲気に好感が持てる。シートポジションは、ドライバーがやや高い位置から前方を見るようになる、いわゆるSUV的なもので、誰でもとっつきやすいと言える。

一方、アウディQ5の内装はシックでカチッとしたデザイン。ダッシュボードからメーターまでを上下にギュッと圧縮したようないかにもドイツ車らしい雰囲気で統一している。シートポジションは足を前方に投げ出すような乗用車風のもので、よりスポーティーな雰囲気を強調しているようにも感じられる。

新世代プラットフォームを用いて開発された、2代目「ボルボXC60」。日本では2017年10月にデビューした。
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「XC60 T5」のインテリア。上級グレード「インスクリプション」では、ファインナッパレザーやドリフトウッドなど、こだわりの素材が採用されている。
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8年ぶりにフルモデルチェンジされた、アウディの売れ筋SUV「Q5」。「MLB evo」と名付けられた、縦置きエンジン用の最新プラットフォームが採用されている。
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こちらは「アウディQ5」のコックピット。ドライバーを取り囲むようなデザインが与えられている。
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