【スペック】全長×全幅×全高=4794×1892×1312mm/ホイールベース=2752mm/車重=1753kg/駆動方式=FR/5リッターV8DOHC32バルブスーパーチャージャー付き(550ps/6000-6500rpm、69.3kgm/2500-5500rpm)(欧州仕様車)

ジャガーXKR-S(FR/6AT)【海外試乗記】

ポルシェターボがライバル 2011.08.17 試乗記 ジャガーXKR-S(FR/6AT)

ジャガー史上最強、最速の量産型スポーツカーをうたう「XKR-S」に試乗。サーキットで見せた、そのパフォーマンスは?

タフなテストの意味

ユーラシア大陸の西の端に、まるで隣のスペインにしがみつくように位置するポルトガル。そんな国の首都リスボンから、さらに南へと飛ぶこと30分ほど。大西洋と地中海の分岐点を目の前としたファロの街を拠点に、「ジャガーXKR-S」の国際試乗会は開催された。
プログラムのひとつとして用意されていたのが、アルガルベサーキットでのテストドライブ。2008年秋に完成し、F1マシンのテストなども行われるという一周4.7kmにおよぶ起伏の激しいタフなコースがテスト走行の舞台に選ばれたという事実もまた、このモデルがいかにピュアなスポーツカーであるかを証明したいという、開発陣の思いが表れたひとつの結果であるようだ。

「ジャガー史上、最強かつ最速の量産型スポーツカー」をキャッチフレーズに、2011年春のジュネーブショーで披露されたこのモデルが、「XKRクーペ」をベースに開発されたものであることは、そのネーミングからも明らか。「燃料供給特性を見直し、専用のインタークーラーやアクティブエグゾーストシステムを採用」と報告される5リッターのルーツ式スーパーチャージャー付きV8エンジンが発する最高出力/最大トルクは、それぞれ40psと5.6kgmのアップ。剛性アップのためフロントナックルには新開発のアルミ製が採用され、「駆動力の向上ではなく、操縦の自由度を高めるのが目的」というトラクションコントロールの設定を含めたサスペンションセッティングの変更も行われている。シューズはXKR同様の20インチ径ながら、新設計ホイールの採用で、ばね下重量はトータル4.8kgのマイナスとのこと。そんなこのモデルが記録する4.4秒という0-100km/h加速タイムは、XKRのそれを0.4秒短縮している。


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「XKR-S」専用のスタイリングは、ベース車同様、デザインディレクターのイアン・カラムが手がけたもの。数値流体力学を駆使し「機能を追い求めたフォルム」に仕立てられたという。
「XKR-S」専用のスタイリングは、ベース車同様、デザインディレクターのイアン・カラムが手がけたもの。数値流体力学を駆使し「機能を追い求めたフォルム」に仕立てられたという。
タイヤは前255/35R20、後295/35R20のピレリP-Zeroを履く。モノブロックキャリパーとベンチレーテッドブレーキディスク(前380mm、後376mm)を用いたハイパフォーマンスブレーキングシステムは標準装備。
タイヤは前255/35R20、後295/35R20のピレリP-Zeroを履く。モノブロックキャリパーとベンチレーテッドブレーキディスク(前380mm、後376mm)を用いたハイパフォーマンスブレーキングシステムは標準装備。

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