【スペック】SLK350ブルーエフィシェンシー:全長×全幅×全高=4150×1845×1295mm/ホイールベース=2430mm/車重=1560kg/駆動方式=FR/3.5リッターV6DOHC24バルブ(306ps/6500rpm、37.7kgm/3500-5250rpm)/価格=770万円(テスト車=831万2000円/メタリックペイント<ギャラナイトシルバー>=8万4000円/パノラミックバリオルーフ=8万円/AMGスポーツパッケージ=35万円/キーレスゴー=9万8000円)

メルセデス・ベンツSLK350ブルーエフィシェンシー/200ブルーエフィシェンシー【試乗記】

原点回帰という名の進化 2011.08.11 試乗記 メルセデス・ベンツSLK350ブルーエフィシェンシー(FR/7AT)/200ブルーエフィシェンシー(FR/7AT)
……831万2000円/588万4000円

7年振りにモデルチェンジしたメルセデス・ベンツのコンパクト2シーター「SLK」。その走りはいかなるものだったのか? 神戸〜高松で試した。

あれやこれやと進化している

「バリオルーフ」と呼ばれる可動式ハードトップのスイッチは、初代や2代目とほぼ同じ場所にあった。センターコンソールの、ちょうどドライバーの左ひじが来るあたり。しゃれた小物入れのフタのようなものをはね上げると、銀色のレバーが現れる。これを引くこと18秒ほどで、頭の上に瀬戸内の、青く、高い空が広がった。オープンカーに乗っていて、一気に気分が高揚する瞬間だ。

ルーフの作動時間は、先代型と比べてさらに数秒短縮されている。これはルーフフレームの軽量化によるところが大きいという。マグネシウムが採用され、6kgの軽量化を果たしている。
「サンリフレクティングレザー」と呼ばれる、熱線を反射するコーティングが施された革を使ったシートも、新型ではベースグレード以外で標準装着になった。これは、通常のシートより表面温度が最大で13度も低く抑えられるというスグレモノである。

さらに、今回の試乗会では残念ながら見ることはできなかったが、ルーフトップの濃淡をボタンひとつで変えられる「マジックスカイコントロールパノラミックバリオルーフ」なる画期的なオプションも用意される。オープンカーもあれやこれやと進化している。

一方で、クルマも3代続けば、伝統というかDNAというか、これはかたくなに守っているな、と思える部分も見え隠れしてくる。「SLK」の場合、たとえば前後に短く、左右が高いタイトなキャビンスペースなどは確実にそうだろう。守られているような感じが強く、座ればすぐに「あ、SLKだ」とわかる居住まいである。それに対して、ダッシュボードとセンターコンソールが形作る力強い「T」シェイプの造形は、どちらかといえば初代に戻ったような印象もある。

AMGスポーツパッケージが装着されたテスト車には、専用デザインのステアリングやシート、チェッカーフラッグデザインのメーターパネルなどが採用される。
AMGスポーツパッケージが装着されたテスト車には、専用デザインのステアリングやシート、チェッカーフラッグデザインのメーターパネルなどが採用される。
ルーフの開閉スイッチは従来とほぼ同じ場所にある。SLK史上、最も高級感のあるスイッチである。
ルーフの開閉スイッチは従来とほぼ同じ場所にある。SLK史上、最も高級感のあるスイッチである。
ルーフの開閉時間はメーカーいわく20秒以下。試乗車には、ルーフが色付きポリカーボネートとなる「パノラミックバリオルーフ」が装着されていた。この他、さらに濃淡を自分で切り替えられる「マジックスカイコントロールパノラミックバリオルーフ」というオプションも存在する。
(写真をクリックするとルーフの開閉が見られます。)
ルーフの開閉時間はメーカーいわく20秒以下。試乗車には、ルーフが色付きポリカーボネートとなる「パノラミックバリオルーフ」が装着されていた。この他、さらに濃淡を自分で切り替えられる「マジックスカイコントロールパノラミックバリオルーフ」というオプションも存在する。(写真をクリックするとルーフの開閉が見られます。)
AMGスポーツパッケージを選ぶと、外装はフロントスポイラー、サイドスカート、リアスカートがセット(AMGスタイリングパッケージと呼ぶ)で交換される。
AMGスポーツパッケージを選ぶと、外装はフロントスポイラー、サイドスカート、リアスカートがセット(AMGスタイリングパッケージと呼ぶ)で交換される。

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