トヨタのハイブリッド・スポーツ、開発進む!?

2011.08.04 自動車ニュース
「GRMN SPORTS HYBRID ConceptII」
トヨタがハイブリッドのスポーツカーを試作

トヨタ、MRのハイブリッド・スポーツ「GRMN SPORTS HYBRID ConceptII」をお披露目

トヨタ自動車は2011年7月30-31日、宮城県のスポーツランドSUGOにおいて、新たなスポーツカーのコンセプトモデル「GRMN SPORTS HYBRID ConceptII(GRMNスポーツ・ハイブリッド・コンセプト・ツー)」を展示した。

■“楽しいトヨタ”の新提案

トヨタは、クルマの楽しさや夢を広げる取り組みである「GAZOO Racing」を通じて、“マスターテストドライバー”の成瀬 弘氏らとともに、「クルマの味づくり」を追求してきた。2009年に100台限定で市販された「iQ GAZOO Racing tuned by MN」は、この活動から生まれた第1作である。

残念ながら成瀬氏は、2010年6月にドイツで「レクサスLFA」をテスト中に不慮の事故で亡くなったが、GAZOO Racingは氏の遺志を継ぎ、その後も数々のコンセプトカーを発表、「運転して楽しいトヨタ車の新しい姿」を提案し続けている。

その最新の成果が、ここで紹介する「GRMN SPORTS HYBRID ConceptII(GRMNスポーツ・ハイブリッド・コンセプト・ツー)」だ。これは、2010年の東京オートサロンでデビューした「GRMN SPORTS HYBRID Concept」を発展させたもので、「トヨタMR-S」をベースにハイブリッドシステムを搭載。ミドシップ・レイアウトのオープンスポーツカーに最新の環境テクノロジーを盛り込むことで、走る喜びを低い環境負荷で実現することを目指したコンセプトカーである。

GRMN SPORTS HYBRID Conceptと比べると、全面的に見直されたスタイリングや、「ハリアー」用から「レクサスRX450h」(4WD)用にバージョンアップされたハイブリッドシステムが目を引くポイントだ。
ミドシップカーへの搭載に際し、レクサスRX450hのハイブリッド・システムは前後逆にレイアウトされ、3.5リッター「2GR-FXE」エンジンで後輪を、出力50kwのモーターで前輪を駆動する形態に改められた。この結果、GRMN SPORTS HYBRID Conceptを大幅に上回る動力性能(システム総出力:299ps)を手に入れたほか、ミドシップ・レイアウトによる回頭性の良さとオープンカーならではの爽快感をあわせ持つスポーツカーに仕上がったようだ。

GRMN SPORTS HYBRID ConceptIIは、ドイツ・ニュルブルクリンク24時間耐久レースの場で初公開された後、2011年7月30-31日にスポーツランドSUGOで開催されたSUPER GT第4戦でもパドックに展示された。
現状でも自走可能だが、車重が目標とする1500kgを上回っているらしく、今後は走行テストと軽量化を並行して進めながら将来的な市販化を目指していくという。

(文と写真=小林祐介)

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