【スペック】508グリフ:全長×全幅×全高=4790×1855×1455mm/ホイールベース=2815mm/車重=1520kg/駆動方式=FF/1.6リッター直4 DOHC16バルブターボ(156ps/6000rpm、24.5kgm/1400-3500rpm)/価格=414万円(テスト車=同じ)

プジョー508グリフ(FF/6AT)/508SWアリュール(FF/6AT)【試乗記】

落ち着いたライオン 2011.07.31 試乗記 プジョー508グリフ(FF/6AT)/508SWアリュール(FF/6AT)
……414万円/409万円

「プジョー508/508SW」に、徳大寺有恒が試乗。歴代プジョーを乗り継いだ巨匠は、新たなフラッグシップをどう評価する?
 
プジョー508グリフ(FF/6AT)/508SWアリュール(FF/6AT)【試乗記】の画像
「プジョー403」。このオープンバージョンは、1960〜70年代に放送されたピーター・フォーク主演のサスペンスドラマ『刑事コロンボ』に登場することでも知られる。
「プジョー403」。このオープンバージョンは、1960〜70年代に放送されたピーター・フォーク主演のサスペンスドラマ『刑事コロンボ』に登場することでも知られる。

重責のニューモデル

松本英雄(以下「松」):今日の試乗車は日本に導入されたばかりの「プジョー508/508SW」です。
徳大寺有恒(以下「徳」):「407/407SW」の後継モデルだな。

松:ええ。同時にフラッグシップである「607」の市場をも受け継ぐそうです。
徳:「607」は数年前から日本には輸入されていなかったが、本国でも後継モデルが出る予定はないのかい?
松:当面はないそうですよ。
徳:じゃあ、「508/508SW」に課せられた役割は大きいな。

松:そうなんですよ。ところで、巨匠とプジョーの関係というと? たしか「106」に乗ってらしたことがあると思うんですが。
徳:プジョーは昔から好きでさ、けっこう乗ってるんだよ。最初は中古の「403」だったな。
松:「403」って、『刑事コロンボ』の愛車ですよね。
徳:そう。コロンボはカブリオレだけど、俺が乗ってたのはベルリーヌ(セダン)。

松:あれって1950年代生まれのクルマでしょう? いつごろ乗ってたんですか?
徳:70年代だったと思う。初めてパリに行ったのは60年代後半だが、それから70年代にかけては、まだ向こうでは「403」がたくさん走っていたんだよ。それを見て、「ああいいな」と思って。昔のプジョーらしく堅実で、これといって特徴のないクルマなんだが。
松:“パリの薫り”がすると。シトロエンやルノーとはまた違う、独特の雰囲気がありますものね。しかし買った当時としても、すでに古いクルマだったでしょう?

「プジョー504」
「プジョー504」
WRC(世界ラリー選手権)のホモロゲーションモデル、「205ターボ16」。
WRC(世界ラリー選手権)のホモロゲーションモデル、「205ターボ16」。
“笑い顔”の「407」から一転、控えめなグリルですまし顔となった「508」。日本では、セダンとワゴンそろって2011年7月11日に発売された。
“笑い顔”の「407」から一転、控えめなグリルですまし顔となった「508」。日本では、セダンとワゴンそろって2011年7月11日に発売された。

徳:うん。作ってたのは60年代初頭までだから。次に後継モデルの「404」のベルリーヌを、やはり中古で買ったんだ。
松:また渋いところを。タフなプジョーの定評を築いたモデルですね。
徳:タフといえば、そのまた後継の「504」にも乗ったよ。ディーゼルエンジンの「504D」だったから、やかましくて遅いのには参ったけど、恐ろしく頑丈だった。
松:すごいですね。「508」の先祖にあたる中級モデルの「403」「404」「504」を乗り継いでいたなんて。
徳:その後少し間があって、初めて新車で買ったプジョーが「205GTI」。松:チャーミングなスタイルと小気味いい走りで、日本におけるプジョーの知名度を一気に高めたモデルですね。

徳:次がさっきキミが言ってた「106」で、今のところそれが最後のプジョーかな。そうそう、「205ターボ16」も買ったんだよ。2000kmぐらい乗って手放したけどさ。
松:え〜っ!? 「205ターボ16」って、200台限定のグループBのホモロゲーションモデルじゃないですか。見た目は「205」だけど、中身はミドシップ4WDの。
徳:そう。当時、並行で何台か入ったうちの1台を知り合いのクルマ屋が持ってきたので、話のタネに買ってみたんだ。
松:巨匠がそれほどのプジョー遍歴をお持ちだったとは……恐れ入りました。

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