【スペック】全長×全幅×全高=4615×1775×1600mm/ホイールベース=2780mm/車重=1500kg/駆動方式=FF/1.8リッター直4DOHC16バルブ(99ps/5200rpm、14.5kgm/4000rpm)+交流同期電動機(82ps、21.1kgm)/価格=330万5000円(テスト車=400万7450円)

トヨタ・プリウスα Gツーリングセレクション スカイライトパッケージ(FF/CVT)【試乗記】

広がった“エコの象徴” 2011.07.28 試乗記 トヨタ・プリウスα Gツーリングセレクション スカイライトパッケージ(FF/CVT)
……400万7450円
7人乗りの新型ハイブリッド「プリウスα」に試乗。「プリウス」シリーズ全体を見通して、リポーターが感じた不安とは……。

7人がちゃんと乗れる

ひと言で言えば、「プリウスα」は後方スペースが広い「プリウス」だ。だから多少顔つきが異なるとはいえ、元々プリウスに関心がない人や、好みじゃないという人がαに触れたからといって「こっちは好き」ということにはならないと思う。けれど、プリウスを憎からず思っているものの、あのサイズでは不十分と思っていた人にとっては、プリウスαの登場は朗報だろう。

プリウスαは、プリウスに比べて155mm長く、30mm幅広く、80mm背が高い。リアオーバーハングを伸ばしただけではなく、ホイールベースが80mmストレッチされた。ボディ外板にも全面的に新しいパーツが用いられていて、ほぼ別のクルマだ。顔つきが「ヴィッツ」みたいだったり横からみると「ウィッシュ」みたいだったり、いかにも近頃のトヨタといったデザインだが、ひと目見ればプリウスファミリーだとわかるようなデザインでもある。

インテリアにもプリウスとは異なるパーツが多数用いられ、着座位置も少し高いからドライバーズシートからの眺めは結構異なる。例によって工作精度は非常に高く、質感も問題なし。スイッチや表示パネルの配置も適切で使いやすい。ホイールベースを延ばした恩恵によって2列目シートの足元の空間はプリウスを確実に上回る。
プリウスαは、5人乗り仕様と7人乗り仕様があり、後者の3列目シートの居心地は可もなく不可もなく。じゃんけんに負けて3列目に長時間座ることになっても苦痛というほどではない。うちの「シトロエンC4ピカソ」の3列目より少し狭いくらい……ってピカソの3列目がどれくらいかだれも知らねーか。

ただ、ハッチバックも含め、プリウスのインテリアはどうしてここまでグレー基調の一辺倒なんだろう。売れるクルマだから万人受けを狙っているのかもしれないが、ビジネスライクで味気ない。色気をご所望なら「レクサスCT200hをお求めください」ということなのだろうか。

5人乗りと7人乗りでは、センターコンソールの形状が異なる。7人乗りのセンターコンソールの方が大きい。ただし内部にはリチウムイオンバッテリーが置かれるため、5人乗りのそれよりも収納スペースはかなり狭くなる。
5人乗りと7人乗りでは、センターコンソールの形状が異なる。7人乗りのセンターコンソールの方が大きい。ただし内部にはリチウムイオンバッテリーが置かれるため、5人乗りのそれよりも収納スペースはかなり狭くなる。
6:4分割可倒式の2列目シートは、最大45度までリクライニング可能。前後に180mmのスライドもできる。
(写真=荒川正幸)
6:4分割可倒式の2列目シートは、最大45度までリクライニング可能。前後に180mmのスライドもできる。
(写真=荒川正幸)
(写真=荒川正幸)
(写真=荒川正幸)

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