「アウディR8」の限定車「R8 GT」日本で発売

2011.07.24 自動車ニュース
「アウディR8 GT」
「アウディR8」の限定車「R8 GT」日本で発売

「アウディR8」の限定車「R8 GT」日本で発売

アウディジャパンは2011年7月24日、アウディのスーパースポーツ「R8」のスペシャルモデル「R8 GT」を発売した。

スーパー耐久のST-Xクラスに参戦する「Audi R8 LMS」。
スーパー耐久のST-Xクラスに参戦する「Audi R8 LMS」。
カーボンパーツが多用される「R8 GT」のエンジンルーム。
カーボンパーツが多用される「R8 GT」のエンジンルーム。
「アウディR8」の限定車「R8 GT」日本で発売の画像

■富士スピードウェイでお披露目

「R8 GT」の発表会は、静岡県小山町にある富士スピードウェイで行われた。この日は「スーパー耐久シリーズ2011 第2戦」の決勝日。実は今シーズンから、独アウディスポーツがサポートし、日本の「HITOTSUYAMA RACING」が走らせる「R8 LMS」がスーパー耐久シリーズに参戦しているのだ。

R8 LMSは、「R8」の最強版「R8 5.2 FSIクワトロ」がベースのレーシングカーで、ドイツをはじめ、世界各国のプライベートチームに供給されている。もちろんR8 LMSはレース専用モデルで、公道での走行は想定されていない。そこでアウディは、R8 LMSのストリートバージョンともいえる「R8 GT」を世界限定333台で発売。そのうち5台が日本に上陸することになったのだ。

R8 LMS同様、R8 GTもまたR8 5.2 FSIクワトロをベースとしている。その特徴のひとつが徹底した軽量化だ。たとえば、フロントウィンドウは標準モデルよりも薄いガラスを使用する一方、リアウィンドウはポリカーボネート製に変更。もともとオールアルミボディのR8だが、このR8 GTではボンネットは薄いアルミを使用し、テールゲートはカーボンファイバーに置き換えた。さらに、リアウイングやリアバンパーなど、ボディパーツにカーボンを多用した。バケットシートはグラスファイバー製。こういった努力の積み重ねにより、R8 5.2 FSIクワトロに比べて110kgの軽量化を達成している。

5.2リッターV10エンジンは、標準モデルよりもパワーで35ps、トルクで1.0kgmアップの560ps、55.1kgmを手に入れている。これにより0-100km/h加速はアウディ最速の3.6秒をマークする。組み合わされるトランスミッションは2ペダルMTの6段Rトロニック。駆動方式はフルタイム4WDで、ビスカスカップリングによりトルクを配分する。通常走行時のトルク配分は前15:後85である。

カーボンセラミックブレーキはメーカーオプション。スチール製ディスクに比べて9kgの軽量化が可能だ。フロントの6ポッドアルミブレーキキャリパーは、レッドのアルマイト加工が施された専用品。タイヤは前235/35R19、後295/30R19サイズが装着される。


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シフトノブにはシリアルナンバーが刻まれる。
シフトノブにはシリアルナンバーが刻まれる。
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室内はシート、ヘッドライニング、ステアリングホイール、ハンドブレーキにアルカンターラ素材を使用。R8 LMSのストリートバージョンとはいえ、オートエアコン、パワーウィンドウ、カーナビゲーションといった快適装備も標準で搭載されている。価格は2742万円と、R8 5.2 FSIクワトロよりも730万円高いが、残念ながらすでに完売ということで、手に入れた人がなんともうらやましい。

(文と写真=生方聡)


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