「Sクラス」、新V6/V8エンジン搭載で燃費向上

2011.07.22 自動車ニュース

メルセデス・ベンツ、「Sクラス」に新開発エンジンを搭載

メルセデス・ベンツ日本は2011年7月22日、メルセデスの最上級セダン「Sクラス」を一部改良。新開発のV6/V8直噴エンジンと進化版トランスミッションを組み合わせて搭載し、発売した。

■燃費が最大51%向上

今回、新エンジン&新トランスミッションが採用されたのは、「S350ブルーエフィシェンシー」、「S550ブルーエフィシェンシー」、「S550ブルーエフィシェンシー ロング」、「S550 4MATIC ブルーエフィシェンシー ロング」の4モデルだ。

「S350」に搭載される3.5リッターV6直噴エンジンは、希薄燃焼(リーンバーン)と理論空燃費による「均質燃焼」、成層燃焼と均質燃焼を組み合わせた「均質成層燃焼」をエンジン負荷に応じて切り替え、燃焼効率と出力アップを実現する「BlueDIRECT(ブルーダイレクト)テクノロジー」が新たに採用された。

このエンジンは、最大圧力200barの新世代ピエゾインジェクターとスプレーガイド式燃焼システムを組み合わせた新世代の直噴システムのほか、1000分の1秒以内に最大4回のスパークを発生させるというMSI(マルチスパークイグニッション)、新開発のチェーンドライブシステムの採用、バンク角の変更(従来の90度から60度に)による二次振動の低減など、数々の部品にメスが入れられている。

「S550」系に搭載される新開発のV8直噴ツインターボエンジンは、排気量を従来の5.5リッターから4.7リッターにダウンサイズした一方、ピエゾインジェクターを用いたスプレーガイデッド・ガソリン直噴式燃料噴射システムやマルチスパークイグニッション、ツインターボチャージャーなどを採用することで、出力&トルクがアップ、さらに燃費も向上したという。

トランスミッションは、V6、V8モデルとも、「7Gトロニックプラス」が組み合わされる。従来の「7Gトロニック」との違いは、新設計のトルクコンバーターや油圧回路、低粘度のオイルなどの採用によって、エンジンのレスポンスアップやスムーズな変速、燃費向上を実現したという点だ。また、ECOスタートストップ機能(アイドリングストップ)も新たに採用、さらなる燃費向上が図られた。

スペックは、「S350」が最高出力306ps、最大トルク37.7kgm。従来モデルと比べ、34ps、2.0kgmの出力、トルクアップを実現するとともに、燃費も51%改善されるなど、大幅な性能アップを果たしている。これにより「S350」は、国土交通省によるエコカー減税対象車の認定を同セグメントのガソリンエンジン搭載車で初めて取得した。

「S550」は、従来ユニットを48ps、17.3kgm上回る最高出力435ps、最大トルク71.4kgmを発生。燃費は、約33%向上しているという。

価格は以下の通り
S350ブルーエフィシェンシー:1065万円
S550ブルーエフィシェンシー:1375万円
S550ブルーエフィシェンシー ロング:1525万円
S550 4MATIC ブルーエフィシェンシー ロング:1585万円。

(webCG 曽宮)

「メルセデス・ベンツ S550ブルーエフィシェンシー ロング」
「メルセデス・ベンツ S550ブルーエフィシェンシー ロング」

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