三輪の新型EV「ミツオカ雷駆-T3」登場

2011.07.07 自動車ニュース
「ミツオカ雷駆-T3」
3輪の新型EV「ミツオカ雷駆-T3」登場

三輪の新型EV「ミツオカ雷駆-T3」登場

光岡自動車とユアサM&Bは、両社で共同開発中の商用電気自動車「雷駆-T3(ライク・ティー・スリー)」の試作車を2011年7月7日に発表。翌7月8日から、実走実験を目的としたモニター募集を開始する。

リアビュー。まるで遊園地の乗り物のようなユニークなルックスだが、れっきとした“働くクルマ”である。
リアビュー。まるで遊園地の乗り物のようなユニークなルックスだが、れっきとした“働くクルマ”である。
きわめてシンプルな運転席まわり。
きわめてシンプルな運転席まわり。

■ミツオカ発、働くEV

「ミツオカ雷駆-T3」は、光岡自動車と、バッテリー大手GSユアサの関連会社ユアサM&Bが共同で開発を進める、商用の電気自動車(EV)だ。

車体は2人乗りの3輪車で、屋根はナシ。後ろ半分が広さ約1平方メートルのフラットな荷台になっている。どこか、大規模な市場や空港などで見られる運搬作業用の車両を思わせる姿である。
実際の寸法は、全長×全幅×全高=2450×1070×1130で、ホイールベースは1420mm。車重は320kg。1名乗車時に最大120kg、2名乗車なら60kgの荷物を積むことができ、最小回転半径は1.9mと、小回りもきく。具体的な用途としては、宅配サービスや農作業のアシ、移動式店舗などが想定されている。

その動力源となるバッテリーはリチウムイオン式で、車体後端に搭載される。100Vまたは200Vの家庭用コンセントから3〜6時間でフル充電でき、約60km航続できる(40km/h定地走行の場合)。停電などの緊急時に車体から電力を取り出し家庭用電源とするためのインバーターも、オプションとして開発中という。

最高速度は60km/h。高速道路こそ走行できないが、普通免許があれば、ヘルメットを着用することなく一般道を走ることができる。登録は「側車付軽二輪車」となる。

車体はごらんのとおり、開放感バツグン。60km/hの体感スピードは、かなりのものと思われる。運転席には腰まわりのサポートが備わる。
車体はごらんのとおり、開放感バツグン。60km/hの体感スピードは、かなりのものと思われる。運転席には腰まわりのサポートが備わる。
今回の商品開発は、光岡自動車の光岡会長(写真右)の呼びかけに、かねてからEVに夢を抱いていたというユアサM&Bの松田憲二社長(写真左)が即応して実現した。七夕の会見で松田社長は、「きれいな空気、星空、青空を取り戻したいもの。来月には大いに飾り立てた『雷駆-T3』で大阪の御堂筋を走り、その存在をアピールするつもりです」。
「ミツオカ雷駆-T3」のさらに詳しい写真はこちらから
今回の商品開発は、光岡自動車の光岡会長(写真右)の呼びかけに、かねてからEVに夢を抱いていたというユアサM&Bの松田憲二社長(写真左)が即応して実現した。七夕の会見で松田社長は、「きれいな空気、星空、青空を取り戻したいもの。来月には大いに飾り立てた『雷駆-T3』で大阪の御堂筋を走り、その存在をアピールするつもりです」。
(「ミツオカ雷駆-T3」のさらに詳しい写真はこちらから)

■目指すは「100万円以下で年内発売」

とはいえ「雷駆-T3」は、まだ試作車の段階にある。2011年内の発売を目指してさらなる開発が必要で、今回の発表会では、あわせて一般参加による実走行テストを実施することもアナウンスされた。

対象は法人に限られるものの、光岡自動車とユアサM&B、両社合わせて6台ぶんのモニターを7月8日から募集(募集要項は両社のオフィシャルサイトで配布)。1団体あたり最長1カ月のスパンで、9月から3カ月にわたって無償貸与を実施、実用でのテスト結果を製品にフィードバックするという。

光岡自動車の光岡 進会長によれば「リチウムイオンバッテリーの供給やコスト調整など、発売に向けての不安要素は他にもある」が、軽自動車未満の満足できる商用車として、国からの補助金を加味のうえ、100万円以下での販売を実現したいとしている。

(webCG 関)

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