【スペック】全長×全幅×全高=4615×1775×1575mm/ホイールベース=2780mm/車重=1470kg/駆動方式=FF/1.8リッター直4DOHC16バルブ(99ps/5200rpm、14.5kgm/4000rpm)+交流同期電動機(82ps、21.1kgm)/価格=280万円(テスト車=338万6950円)

トヨタ・プリウスα S ツーリングセレクション(FF/CVT)【試乗記】

燃費に勝るよさがある 2011.07.04 試乗記 トヨタ・プリウスα S ツーリングセレクション(5人乗り)(FF/CVT)
……338万6950円

発売されるや引く手あまたの、新型ハイブリッド「プリウスα(アルファ)」。その人気の秘密は? クルマとしての仕上がりは?

プリウスの若返り!?

「『プリウスα』は、プリウスの若返り大作戦である」という話を開発者から聞いて驚いた。
「ホンダ・フィット」に、たまに首位をさらわれることはあったが、真の国産ベストセラーカー(登録車)はもうここずっと「プリウス」である。かつての不動キング、「カローラ」の座をプリウスが継いだのだ。車両価格や環境性能の伸びシロを考えると、これってスゴイことである。けっして安くないプリウスがいちばん売れるクルマになったということは、日本がすっかり「エコは、買ってでもする時代」に入ったことを象徴している。

ところが、プリウスの“カローラ化”は、ひとつ厄介なモンダイも引き継いでしまった。それが「高いユーザー年齢」である。なんと60歳代以上が半分以上を占めているというのだ。つまり、もう孫がいて「おじいちゃん、おばあちゃん」と呼ばれる世代がユーザーの過半数に達している。まだ孫はいないが、もう50代半ばのぼくとしては、そのいったいナニが悪いんだ!? おとなのクルマで、いいではないかと思うけど、なにしろ村上春樹いわく「日本は、こどもの国」だから、モノを売る側はユーザーの高齢化に得体のしれない不安を覚えるらしい。

そこでプリウス・シリーズに新規投入されたのが、ホイールベースを8cm延ばし、デザインも一新した「α」である。とくに呼称を分けてはいないが、2列シート5人乗りと3列7人乗りに大別される。リチウムイオン電池を搭載する7座モデルなどは別にサブネームをつけて祭りあげてもよさそうに思うが、意外にあっさりしている。

「プリウス」よりもややコンサバティブなデザインが採用された運転席まわり。ファミリーユースを意識してのことだという。
「プリウス」よりもややコンサバティブなデザインが採用された運転席まわり。ファミリーユースを意識してのことだという。
燃費やギアポジションなど、車両の状態を示す各種情報は、ダッシュボード中央上部の画面に表示される。
燃費やギアポジションなど、車両の状態を示す各種情報は、ダッシュボード中央上部の画面に表示される。

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