【スペック】フィットシャトルハイブリッド スマートセレクション:全長×全幅×全高=4410×1695×1540mm/ホイールベース=2500mm/車重=1200kg/駆動方式=FF/1.3リッター直4SOHC8バルブ(88ps/5800rpm、12.3kgm/4500rpm)、モーター(14ps/1500rpm、8.0kgm/1000rpm)/価格=193万5000円(テスト車=224万5800円/Honda HDDインターナビシステム+リンクアップフリー+ETC=27万9300円/コンフォートビューパッケージ=3万1500円)

ホンダ・フィットシャトルハイブリッド/フィットシャトル【試乗記】

便利さの選択肢 2011.06.29 試乗記 ホンダ・フィットシャトルハイブリッド スマートセレクション(FF/CVT)/フィットシャトル15X(FF/CVT)
……224万5800円/217万9300円

ハイブリッドとガソリン車、ふたつのタイプでデビューしたコンパクトワゴン「フィットシャトル」。その乗り心地は? 使い勝手は?

豊かだった潜在需要

震災の被害は、意外なところに及んでいる。3月発売のCDはほとんどプロモーションができず、世間に知られることなく埋もれてしまったアルバムが結構あるらしい。公開直後に打ち切りになってしまった映画もある。
「ホンダ・フィットシャトル」も、不利益をこうむったと言えるだろう。当初の発売予定は3月17日だったが、延期に追い込まれてしまっていた。生産する工場を埼玉から鈴鹿に移して、3カ月遅れでようやく発売に漕ぎ着けたのだ。

ただし、本来ならばフィットシャトルより後で発売されるはずだった「トヨタ・プリウスα」が先に世に出てしまった。価格帯も大きさも違うから直接のライバルではないものの、たくさん荷物の積めるハイブリッドということでは同じなわけで、なんとなく機先を制せられてしまった感はある。プリウスαは発売1カ月で5万2000台の受注を抱える好調ぶりだ。フィットシャトルも負けてはいない。6月28日現在で1万2000台のオーダーを受けているのだ。このジャンルには、豊かな潜在需要があったようだ。

従来の「フィット」は、センタータンクレイアウトによる優れたパッケージングに定評があった。走行性能と実用性を両立させて、高い人気を誇ったのである。
牙城を崩さんと狙うトヨタは、「ヴィッツ」と「ラクティス」で挟み撃ちにするという戦略を取らざるをえなかったほどだ。ラクティスはフィットに勝るユーティリティをウリに攻勢をかけていたが、フィットシャトルはさらにそれを凌駕(りょうが)しようとする。全高1585mmのラクティスと違って立体駐車場に受け入れられやすいこともアピール点だし、ハイブリッドモデルがあるというのは明確なアドバンテージだ。

2011年6月16日に発売された「フィットシャトル」。売れっ子コンパクト「フィット」の荷室を拡大した、ホンダの新型ワゴンである。
ホンダ・フィットシャトルハイブリッド/フィットシャトル【短評】
正面から見ると「フィット」そっくり。ただし、バンパーなどはフィットと異なり、やや細面になっている。
ホンダ・フィットシャトルハイブリッド/フィットシャトル【短評】
こちらは、2010年11月に発売された「トヨタ・ラクティス」。「フィットシャトル」と同様、居住性と積載性をウリとするコンパクトカーで、1.5リッターガソリンモデルは、ほぼ同じ価格帯(160〜180万円台)。「トヨタ・ヴィッツ」とともに、フィットファミリーの牙城に挑む。
ホンダ・フィットシャトルハイブリッド/フィットシャトル【短評】

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