第199回:1000円高速終了記念? 見よ! イタリア版最新サービスエリア

2011.06.24 エッセイ

第199回:1000円高速終了記念? 見よ! イタリア版最新サービスエリア

「太陽の道(アウトストラーダ・デル・ソーレ)」沿いにオープンしたセッキア・エストSAの新しい建物。
第199回:1000円高速終了記念? 見よ! イタリア版最新サービスエリア

古いサービスエリアは「ヤバさ」満点

日本では高速道路のいわゆる「休日1000円」が2011年6月19日をもって終了した。
高速道路といえば、サービスエリアである。 日本では近年でこそ民営化の恩恵もあって、「ハイウェイオアシス」や一般道の「道の駅」といった、しゃれたサービスエリア(以下、SA)が少しずつ増えてきた。しかしSAに対する長年のイメージは、「殺風景」「食事がそれほどおいしくない」というものだろう。したがって、「CA(キャビンアテンダント)は好きだけど、SA(サービスエリア)は、それほどでも」という人は多いに違いない。
ボク自身もそうした改善が行われる前に日本を飛び出してしまったので、残念ながら日本のSAにたいして、あまり良い印象がないのが正直なところだ。

かといって、現在住んでいるイタリアのSAが完璧というわけではない。イタリアのアウトストラーダ(高速道路)の中でも特に、アウトストラーダ・デル・ソーレ(太陽の道)のSAは老朽化したものが多い。大半が高速道路の開通と同時期の1950年代末から1960年代に整備されたものだからだ。

施設が老朽化していると、どうしてもムードが荒れる。駐車場にいると、不法入国と思われる外国人が小銭を求めて寄ってきたり、そうかと思うと「お金を貸してくれないか」と言い寄ってきたり。はたまた、いかさまトランプ賭博を始める奴がいたりする。したがってボクなどは、太陽の道のSAはできるだけ避け、分岐する他のアウトストラーダに入ってから休憩するようにしている。

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大矢 アキオ

大矢 アキオ

コラムニスト。国立音楽大学ヴァイオリン専攻卒にして、二玄社『SUPER CG』元編集記者、そしてイタリア在住20年という脈絡なき人生を歩んできたものの、それだけにあちこちに顔が広い。今日、日本を代表するイタリア文化コメンテーター。10年以上にわたるNHK『ラジオ深夜便』リポーター、FM横浜『ザ・モーターウィークリー』季節ゲストをはじめラジオでも活躍中。『Hotするイタリア』『イタリア発シアワセの秘密 ― 笑って! 愛して! トスカーナの平日』(ともに二玄社)、『カンティーナを巡る冒険旅行』『ザ・スピリット・オブ・ランボルギーニ』(ともに光人社)、電子書籍『イタリア式クルマ生活術』(NRMパブリッシング)など数々の著書・訳書あり。