【スペック】プレミアムライン:全長×全幅×全高=4325×1810×1470mm/ホイールベース=2640mm/車重=1340kg/駆動方式=FF/2リッター直4DOHC16バルブ(140ps/6000rpm、19.9kgm/3750rpm)/価格=268万円(テスト車=同じ)

ルノー・メガーヌ プレミアムライン(FF/CVT)/GTライン(FF/CVT)【試乗記】

メガーヌ買うならプレミアム 2011.06.20 試乗記 ルノー・メガーヌ プレミアムライン(FF/CVT)/GTライン(FF/CVT)
……268万円/275万円

3代目に生まれ変わった「ルノー・メガーヌ」。先代モデルのオーナーが、進化の度合いを確かめた。

色男は老けやすい?

『webCG』編集部のM氏より「自分のメガーヌで来て比べよ」との指令を受けたので、2005年型(つまり先代のマイチェン前)のメガーヌ1.6(5MT)で新型「メガーヌ」の試乗会場に向かった。

前のモデルに乗っている人が新型について書く試乗記には、ひとつのパターンがある。
すなわち、「ほれ込んで従来型を購入した私は、新型がなんぼのもんじゃいという思いを抱きながら試乗に臨む」→「新型の洗練されたメカニズムが、固く閉ざされた私の心をやさしくときほぐす」→「試乗を終える頃には新型を認めるどころか、羨望(せんぼう)のまなざしで見ている私に気付く」といった流れだ。はたしてどうなるか。

新旧2台を並べて写真を撮りながら、心のメモ帳に「旧型、圧勝」と記す。新型メガーヌのデザインは、随分フツーになってしまった。特に従来型のフルフェイスのヘルメットをモチーフにしたリアの造形は……、って、そんなこと書いても読者のみなさんには関係ないわけですが。
ただし、従来型はモデル初期こそ大人気だったけれど、ヨーロッパ市場ではモデル末期の売り上げの落ち込みが激しかったとのこと。その理由のひとつがデザインで、「インパクトはあるけれど飽きられやすい」「好き嫌いがわかれる」という反省にたって新型をデザインしたという。だから総選挙をやれば新型に軍配があがるのかもしれない。あと、「色男は老けやすい」という言葉も思い出した。いや、「ブ男は老けない」だったかもしれない。

日本における新型メガーヌのラインナップは、「メガーヌ プレミアムライン」と「同GTライン」のふたつ。いずれも2リッターの直列4気筒エンジン(140ps)にCVTを組み合わせ、後者は足まわりやタイヤがスポーティな設定となる。
まずは「プレミアムライン」の運転席に収まり、ベージュ基調の明るいインテリアを見わたす。少し傾斜のついたメーターパネル以外、特筆すべき“仕掛け”はない。プラスチック類の質感も、今のこのクラスの標準といったところ。
ただし、一見なんの変哲もないけれど座ればわかるシートのほっこり感は大したものだ。

右はリポーターが所有する先代「メガーヌ」。2004年1月に日本で販売を開始し、2リッターモデルに続いて1.6リッターモデルも追加された。
右はリポーターが所有する先代「メガーヌ」。2004年1月に日本で販売を開始し、2リッターモデルに続いて1.6リッターモデルも追加された。
ベージュ基調の「プレミアムライン」の明るいインテリア。スピードメーターがデジタル表示になるのもプレミアムラインの特徴。
ベージュ基調の「プレミアムライン」の明るいインテリア。スピードメーターがデジタル表示になるのもプレミアムラインの特徴。
ルノーと日産が共同で開発したという「M4R」型2リッター直4エンジン。2000rpmで最大トルクの87%を発生するという、扱いやすさがウリ。このエンジンに6段マニュアルモード付きCVTが組み合わされる。
ルノーと日産が共同で開発したという「M4R」型2リッター直4エンジン。2000rpmで最大トルクの87%を発生するという、扱いやすさがウリ。このエンジンに6段マニュアルモード付きCVTが組み合わされる。
従来型よりホイールベースが15mm長くなり、全長も110mm伸びた。フロントがマクファーソンストラット、リアがトレーリングアームというサスペンション形式に変更はないが、サブフレームが新調されるなど、リファインが進んだ。フロントブレーキには280mmの通気式ディスク、リアには260mmのディスクが使われるが、ともに先代モデルより20mm大径になっている。これにより、100km/hからの制動距離が2m短い37mになったという。
従来型よりホイールベースが15mm長くなり、全長も110mm伸びた。フロントがマクファーソンストラット、リアがトレーリングアームというサスペンション形式に変更はないが、サブフレームが新調されるなど、リファインが進んだ。フロントブレーキには280mmの通気式ディスク、リアには260mmのディスクが使われるが、ともに先代モデルより20mm大径になっている。これにより、100km/hからの制動距離が2m短い37mになったという。

この記事の大きな画像を見るためには、画像ギャラリーをご覧ください。

メガーヌの他の画像を見るためには、写真一覧をご覧ください。

関連記事
  • ルノー・トゥインゴ ゼン(RR/5MT)【試乗記】 2017.1.6 試乗記 「ルノー・トゥインゴ」に追加されたエントリーグレード「ゼン」の、自然吸気エンジン+5段MTモデルに試乗。ベーシックであることを突き詰めたフレンチコンパクトには、普通であることの素晴らしさが凝縮されていた。
  • シトロエンC4カクタス(FF/5AT)【試乗記】 2016.12.28 試乗記 シトロエンの小型クロスオーバーモデル「C4カクタス」に試乗。1.2リッター直3自然吸気エンジンと5段ETGがもたらすのんびりとした走りには、どこか「2CV」に通じる、フランス車の原点的な味わいがあった。
  • 日産ノートe-POWER メダリスト(FF)【試乗記】 2017.1.11 試乗記 日産が、満を持して投入したシリーズ式ハイブリッドシステム「e-POWER」。コンパクトカー「ノート」の好調を支える新しいパワープラントの実力を、最上級グレード「e-POWER メダリスト」の試乗を通して確かめた。
  • 「ルノー・トゥインゴ」に新グレード「ゼン」が登場 2017.1.6 自動車ニュース 「ルノー・トゥインゴ」に新グレード「ゼン」が登場。装備を簡素化して価格を抑えたエントリーグレードで、パワープラントには0.9リッターターボ+6段EDCに加え、1リッター自然吸気+5段MTの組み合わせも用意される。
  • スズキ、「スペーシア カスタムZ」を発売 2016.12.26 自動車ニュース スズキは2016年12月26日、軽乗用車「スペーシア」シリーズに新モデル「カスタムZ」を追加し、販売を開始した。併せて既存のスペーシアシリーズにも一部仕様変更を実施し、同日販売を開始した。
ホームへ戻る