ウイダー HSV-010、セパンで今季初勝利【SUPER GT 2011】

2011.06.20 自動車ニュース

ウイダー HSV-010、セパンで今季初勝利【SUPER GT 2011】

【SUPER GT 2011】ウイダー HSV-010、セパンで今季初勝利

SUPER GT第3戦が、マレーシア・セパンインターナショナルサーキットで2011年6月19日に開催され、予選1位のNo.1 ウイダー HSV-010(小暮卓史/ロイック・デュバル組)がそのまま今季初となる勝利を手にした。


ウイダー HSV-010、セパンで今季初勝利【SUPER GT 2011】

■天気とタイヤがポイントに

予想どおりというべきか、ミシュラン対ブリヂストンの様相を呈したSUPER GT第3戦セパン。両者の緊迫した戦いはNo.1 ウイダー HSV-010(小暮卓史/ロイック・デュバル組)が栄冠を勝ち取ったことで、今回はブリヂストンに軍配が上がった。

セパンでミシュラン陣営の先鋒役を務めたのは、No.46 S Road MOLA GT-R(柳田真孝/ロニー・クインタレッリ組)だ。彼らは、土曜日に行われたフリー走行と予選1回目で2番手以下を大きく突き放してトップに立つ。しかし、それまで薄曇りだった空に晴れ間が戻るとブリヂストンを履くNo.1 ウイダー HSV-010が躍進。スーパーラップ形式の予選2回目でNo.46 S Road MOLA GT-Rを下し、ポールポジションを獲得した。No.46 S Road MOLA GT-Rは予選2位。どうやら決勝でも、微妙なコンディションの違いで2台の優劣は決まるらしい。

GT500のスタートシーン。1コーナーの進入は予選1位のNo.1 ウイダー HSV-010がものにした。
GT500のスタートシーン。1コーナーの進入は予選1位のNo.1 ウイダー HSV-010がものにした。
2位でレースを終えた、No.46 S Road MOLA GT-R。
2位でレースを終えた、No.46 S Road MOLA GT-R。

■初勝利はポール・トゥ・ウィン

決勝日も暑い1日となり、これが結果的にブリヂストンとNo.1 ウイダー HSV-010に味方した。スタートで首位の座を守ったデュバルはクインタレッリに対して決定的なリードは築けなかったが、トップのまま小暮にバトンタッチ。その2周遅れでNo.46 S Road MOLA GT-Rがピットストップを行った際、柳田はライバルの直前で1コーナーをクリアしたが、すでにタイヤが温まった状態のNo.1 ウイダー HSV-010に2コーナーでかわされて2番手に転落。その後、No.46 S Road MOLA GT-Rに電気系のトラブルが発生したこともあり、最終的にはNo.1 ウイダー HSV-010が14秒のマージンをもって今季初優勝を果たした。

2位はNo.46 S Road MOLA GT-R。3位には3番グリッドからスタートし、たんたんと周回をこなしたNo.17 KEIHIN HSV-010(金石年弘/塚越広大組)が入った。

今回はホンダが全般的に好調で、何事もなければ5台中4台がトップ5に入りそうな勢いだった。しかし、No.100 RAYBRIG HSV-010(伊沢拓也/山本尚貴組)は序盤のコースアウトで、No.8 ARTA HSV-010(武藤英紀/小林崇志組)はピット作業で手間取り、それぞれ順位を落とした。ホンダ勢で唯一ダンロップタイヤを履くNo.32 EPSON HSV-010(道上 龍/中山友貴組)はタイヤがコンディションにマッチしなかったのか、予選、決勝を通じて下位グループに沈み込んでいる。

GT300クラスも、No.4 初音ミク グッドスマイル BMW(写真)のポール・トゥ・ウィンとなった。
GT300クラスも、No.4 初音ミク グッドスマイル BMW(写真)のポール・トゥ・ウィンとなった。
写真左から、GT500クラスを制した小暮卓史、ロイック・デュバル、GT300クラスで今季初優勝した谷口信輝、番場 琢の各選手。
写真左から、GT500クラスを制した小暮卓史、ロイック・デュバル、GT300クラスで今季初優勝した谷口信輝、番場 琢の各選手。

■日産、レクサス、セパンで苦杯

バランスの良さで好調の日産勢は、No.46 S Road MOLA GT-Rの2位に加え、ヨコハマタイヤを履くNo.24 ADVAN KONDO GT-R(安田裕信/ビヨン・ビルドハイム組)も4位に入り、好調ぶりをアピールした。しかし、No.12 カルソニック IMPUL GT-R(松田次生/J.P・デ・オリベイラ組)は序盤のアクシデントとエンジントラブルで遅れ、最下位の15位。No.23 MOTUL AUTECH GT-R(本山 哲/ブノワ・トレルイエ組)はタイヤ無交換作戦のギャンブルに失敗して14位に終わった。

レクサス勢は全般に勢いが感じられなかった。今シーズンに向けて多くの開発パーツを投入したが、それらをまとめあげる作業が遅れているとの情報もある。このため、No.38 ZENT CERUMO SC430(立川祐路/平手晃平組)の5位が最上位という、やや屈辱的な結果に終わった。

GT300クラスでは、予選でポールポジションを勝ち取ったNo.4 初音ミク グッドスマイル BMW(谷口信輝/番場 琢組)がNo.11 JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458(田中哲也/平中克幸組)を僅差でかわし、チームに初優勝をプレゼントした。

(文=小林祐介/写真提供 GTA)

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