新型ワゴン「ホンダ・フィットシャトル」発売

2011.06.16 自動車ニュース
「ホンダ・フィットシャトル」(写真はハイブリッドモデル)
新型ワゴン「ホンダ・フィットシャトル」発売

新型ワゴン「ホンダ・フィットシャトル」発売

本田技研工業は、新型ワゴン「フィットシャトル」を2011年6月16日に発売した。

三角のリアクオーターピラーが特徴的。このアングルからの眺めは、事実上の先代モデル「エアウェイブ」を彷彿(ほうふつ)とさせる。
三角のリアクオーターピラーが特徴的。このアングルからの眺めは、事実上の先代モデル「エアウェイブ」を彷彿(ほうふつ)とさせる。
インテリアは、基本的に「フィット」と同じデザイン。ただし、素材にはより上質なものが採用される。
インテリアは、基本的に「フィット」と同じデザイン。ただし、素材にはより上質なものが採用される。
「フィットシャトル」自慢の荷室。ガソリンモデル、ハイブリッドモデルともに、床下に予備の収納スペースが設けられる。
「フィットシャトル」自慢の荷室。ガソリンモデル、ハイブリッドモデルともに、床下に予備の収納スペースが設けられる。

当初、3月中旬の発売が予定されていたホンダのニューモデル「フィットシャトル」。東日本大震災の影響でその計画が延期されていたものの、このほど3カ月遅れで世に出ることとなった。

“フィットのワゴン版”たるシャトルのスリーサイズは、全長×全幅×全高=4410×1695×1540mmで、ホイールベースは2500mm。フィットに比べ、510mm長く(ホイールベースは同寸)、15mm高いボディを有し、大きな荷室がもたらす使い勝手のよさ、フィットにまさる静粛性、走りの安定性などをウリとする。スモールカーらしく経済性に優れ、さらにフィットと同様、ハイブリッドモデルまで選べるのもポイントとなっている。

見た目は、フロントまわりにフィットのイメージを残しつつ、かつてのスモールワゴン「エアウェイブ」にも見られた三角のリアクオーターピラーなどで個性も主張。ハイブリッドモデルには透明感のある専用グリルやランプ類が与えられ、ガソリンモデルとの差別化もまた図られている。

キモとなるラゲッジスペースは、5名乗車時で590リッター(床下の予備スペース94リッター含む)。バッテリーなどを荷室の床下に収納するハイブリッドモデルでも517リッター(同21リッター)が確保される。
ダイブダウン式の後席を倒して、容量を拡大することも可能。カーペット地と汚れに強い表皮の、リバーシブルで使えるフロアボードや、床下スペースを3段に仕切る「可動セパレーター」など、収納の小技も光る。

荷室より前方のキャビンも基本的にフィットと共通のデザインとなるが、ミニバンなどからの乗り換え組にも配慮して、パネル類やシート表皮はより上等な素材に。吸音材の工夫で静粛性の向上も図られている。

さらにその先、ボンネットの下に収まる心臓は、フィットゆずりの2タイプ。1.5リッター直4ガソリンエンジン(120ps、14.8kgm)と、1.3リッター直4エンジン(88ps、12.3kgm)+モーター(14ps、8.0kgm)のハイブリッドユニットが用意される。
10・15モードの燃費値は、1.5リッターモデルのFF車が20.0km/リッター、同4WD車が16.4km/リッター、ハイブリッドモデル(FF車のみ)は30.0km/リッター。フィットよりも車重が増したにも関わらず、空力性能の向上やフリクションの低減などにより、同じ値を実現したというのが自慢だ。

2種類のパワーユニットは、いずれも「フィット」ゆずり。車重の増加にも関わらず、空力やフリクションロスの見直しにより「フィット」と同じ燃費値を手に入れた。(写真は1.5リッターガソリンエンジン)
2種類のパワーユニットは、いずれも「フィット」ゆずり。車重の増加にも関わらず、空力やフリクションロスの見直しにより「フィット」と同じ燃費値を手に入れた。(写真は1.5リッターガソリンエンジン)
「エアウェイブ」から登場したホンダ得意の特大ガラスサンルーフ「スカイルーフ」も、オプションとして用意される。
(「ホンダ・フィットシャトル」のさらに詳しい写真はこちら)
「エアウェイブ」から登場したホンダ得意の特大ガラスサンルーフ「スカイルーフ」も、オプションとして用意される。
(「ホンダ・フィットシャトル」のさらに詳しい写真はこちら)

価格は、1.5リッターガソリンモデルが「15C」(FF車/CVT)の161万円から「15X」(4WD車/5AT)の182万5600円までで、ハイブリッドモデルが「ハイブリッド-C」(FF車/CVT)の181万1000円から「ハイブリッド ナビプレミアムセレクション」(FF車/CVT)の233万円まで。月間の目標販売台数は4000台となっている。
なおホンダによれば、発売時点のバックオーダーは約2カ月。震災により埼玉から鈴鹿へと移された生産拠点での作業を進め、納車期間をさらに短縮したいとのことである。

(webCG 関)

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