【スペック】全長×全幅×全高=4370×1850×1230mm/ホイールベース=2575mm/車重=1450kg/駆動方式=MR/3.5リッターV6DOHC24バルブ(280ps/6400rpm、35.7kgm/4700rpm)/価格=937万5000円(テスト車=1055万3000円/メタリックペイント(スターライトブラック)=13万5000円/プレミアムパック(スエードテックス)=50万円/スポーツパック=13万5000円/電動格納ミラー=6万円/ボディ同色ドアハンドル=5万8000円/シルバー鍛造アルミホイール=29万円)

ロータス・エヴォーラIPS 2+2(MR/6AT)【試乗記】

ハンドバッグじゃない 2011.06.15 試乗記 ロータス・エヴォーラIPS 2+2(6AT/MR)
……1055万3000円

スポーツカー専業ブランドであるロータスのラインナップに、久々のオートマモデルが加わった。その名は「エヴォーラIPS」。本格スポーツカーとATとの相性やいかに!?

打倒!! ポルシェ

「ロータス・エヴォーラ」をギクシャク運転したくない日本のリチャード・ギアに朗報である。ロータスのV6モデルにオートマモデルが加わった。「エヴォーラIPS」と呼ばれるモデルがそれ。日本での価格は、2シーター、2+2モデルとも、MT版よりそれぞれ45万円高の895万5000円と937万5000円。「ポルシェ911」より100万円ほど廉価、と考えればいいか。もちろん、オプション装備によって、車両価格はいかようにも高騰するけれど。

プレス試乗会への道すがら、「女性にも乗ってほしいみたいですよ」と、『webCG』の美人編集記者が教えてくれる。「女の人は、他人と違うものを持ちたがるものだから」ということらしい。「人と違うにもほどがあるだろう……」とやや疑問に思いつつ、しかし久しぶりにロータスのスポーツカーに乗れると、心弾みながら箱根の道を行く。

ロータス・エヴォーラは、アルミモノコックから4輪ダブルウィッシュボーンの足を生やし、トヨタ由来の3.5リッターV6をミドに搭載、エッジの利いたFRPボディをかぶせたスポーツカーである。「エリーゼ」で「ボクスター」、「エヴォーラ」で「911」の市場を蚕食(さんしょく)しようというのが、ロータスの算段だ。

エヴォーラの全長は4370mm。911の4435mmよりわずかに短いが、ホイールベースは2570mmと、2350mmのポルシェよりずいぶん長い。エンジンを前後車軸の間に置くミドシップだから当たり前だが、さらにV6を横置きして+2のリアシートを設けたのが、エヴォーラの大きな特徴となる(後席を潰して荷物置きにした2シーター仕様もある)。

たとえ首を傾け、背中を曲げて座らなくてはいけなくても、エマージェンシーシートがあることは、スポーツカーを購入する理由付け(言い訳!?)として、重要だ。エヴォーラを手に入れたら、ぜひ一度、友人を後席に“置いて”、家から駅まで送ってあげてほしい。きっと後日、「あのときはひどい目にあったなぁ」と笑い話になることだろう。話題を提供してこそのスポーツカーであり、それが豊かなカーライフというものである。たぶん。

ステアリング奥のパドルによる手動変速も可能。どのギアに入っているかはメーター内インジケーターで確認できる。
ステアリング奥のパドルによる手動変速も可能。どのギアに入っているかはメーター内インジケーターで確認できる。
2+2仕様の後席。スペースはミニマム。2シーター仕様もあり、そちらは42万円安の設定となる。
2+2仕様の後席。スペースはミニマム。2シーター仕様もあり、そちらは42万円安の設定となる。
トヨタ製「2GR-FE」エンジンがドライバーの後方に横置きされる。そのさらに後ろには、160リッターの荷室スペースが確保されている。
トヨタ製「2GR-FE」エンジンがドライバーの後方に横置きされる。そのさらに後ろには、160リッターの荷室スペースが確保されている。

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