【スペック】全長×全幅×全高=4995×1880×1410mm/ホイールベース=2874mm/車重=1900kg/駆動方式=FR/5.5リッターV8DOHC32バルブツインターボ(557ps/5500rpm、81.6kgm/2000-4500rpm)/価格=1645万円(テスト車=1755万円/AMGパフォーマンスパッケージ=110万円)

メルセデス・ベンツCLS63 AMG(FR/7AT)【試乗記】

あふれんばかりに豊潤 2011.06.13 試乗記 メルセデス・ベンツCLS63 AMG(FR/7AT)
……1755万円

メルセデス・ベンツのスタイリッシュセダン「CLS」がフルモデルチェンジ。557psのハイパワーを誇る、「63 AMG」のAMGパフォーマンスパッケージ装着車をテストした。

思わず背筋が伸びる

ベースとなるフォルムが繊細なエレガンスを漂わせていたがゆえに、率直に言って先代「CLSクラス」では、AMGのスタイリングがどこかしっくりこない感もあった。しかし大きく、角度も立ったラジエーターグリルや、ボディサイドをえぐる大胆なキャラクターライン、盛り上がったリアフェンダーなどによって力強さがグッと強調された新型では、むしろこの「CLS63 AMG」の方が主張が明確に映る。

大型のフロントバンパーにはLEDがずらり並べられ、ディフューザー形状とされたリアバンパーの下からはスクエア形状4本出しのエグゾーストパイプが顔をのぞかせている。マニアならば、赤く塗られたブレーキキャリパーやカーボンファイバー製のトランクリッドスポイラーから、これが強化版たるAMGパフォーマンスパッケージ装着車だと気付くかもしれない。

個人的には先代の線の細さがいまだ懐かしくもあるが、ともあれ存在感が非常に高いのは事実だ。出るモデルすべての商品力が高く、勢いを感じさせる今のメルセデスのあり方を考えれば、これぐらい押し出してなくちゃという気もしなくはない。ようするに、なんだかんだ言って徐々に気に入ってきているという話である。

先に「CLクラス」や「Sクラス」に搭載されて世に出たAMGの新しい心臓、V型8気筒5.5リッター直噴ツインターボユニットは、このCLS63 AMGでは最高出力525ps/5250-5750rpm、最大トルク71.4kgm/1750-5000rpmを発生する。それだって十分に、いや十二分に速いのだが、パフォーマンスパッケージでは最高出力が557ps/5500rpm、最大トルクが81.6kgm/2000-4500rpmにまで跳ね上がる。迫力の重低音サウンドはアイドリング時から密度ギッシリ。走り出す前には、思わず背筋が伸びる。

ヘッドランプ/テールランプともに、LEDがふんだんに用いられた。
ヘッドランプ/テールランプともに、LEDがふんだんに用いられた。
「CLS63 AMG」は左ハンドルのみが販売される。
「CLS63 AMG」は左ハンドルのみが販売される。

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