プジョーの新たな旗艦「508/508SW」が上陸

2011.06.09 自動車ニュース
「プジョー508」
プジョーの新型フラッグシップ「508/508SW」上陸

プジョーの新型フラッグシップ「508/508SW」上陸

プジョー・シトロエン・ジャポンは、プジョーブランドのフラッグシップモデルとなるセダン「508」とステーションワゴンの「508SW」を、2011年7月11日に発売すると発表した。

こちらはワゴン版の「508SW」。装備違いのエントリーグレードと上級グレード、2種類がラインナップする。
プジョーの新型フラッグシップ「508/508SW」上陸

■ふたつのボディにふたつのグレード

プジョーの「508」「508SW」は、これまで販売されてきたDセグメントの「407」「407SW」の後継車であるとともに、一時期日本にも導入されていた最上級車「607」の市場をも受け持つモデルだ。

日本仕様は全車、1.6リッター直列4気筒直噴ターボエンジンと6段ATを組み合わせた前輪駆動の右ハンドル仕様車で、セダン、ワゴン「SW」ともに、ブラックファブリックシートと16インチアロイホイールを装備したエントリーモデル「Allure(アリュール)」と、ブラックレザーシートおよび17インチアロイホイールを装備した上級グレード「Griffe(グリフ)」の2グレード構成になる。

価格はセダンのアリュールが374万円、グリフが414万円で、SWのアリュールは394万円、SWグリフは437万円。プジョー・シトロエン・ジャポンが販売している同じDセグメントの「シトロエンC5」より安く設定される。

運転席まわりの様子。ステアリングホイールには、オーディオやクルーズコントロールなどのスイッチ類が備わる。
運転席まわりの様子。ステアリングホイールには、オーディオやクルーズコントロールなどのスイッチ類が備わる。
室内は、ヘッドクリアランス、後席ニールーム、肩まわりともに、ゆとりが自慢。
室内は、ヘッドクリアランス、後席ニールーム、肩まわりともに、ゆとりが自慢。

■大きく、広く、使いやすく

そのエクステリアは、ブランド創業200周年にあたる昨年発表されたコンセプトカー「SR1」で提案された「フローティンググリル」などの新しいデザイン要素を市販車で初採用したのが特徴。全長×全幅×全高=4790(4815)×1855(1855)×1455(1505)mm、ホイールベース2815(2815)mmのボディサイズ(カッコ内はSW)は、「407」の2.2リッターとの比較で、全長が105(40)mm、全幅は15mm、ホイールベースは90mmそれぞれ拡大されたが、フロントオーバーハングは逆に縮められ、取り回し性を向上している。

さらに車両重量はセダンで40kg、SWでは70kgもの軽量化を達成。セダンで0.26、SWで0.27と低く抑えた空気抵抗係数(Cd値)と合わせて、燃費・環境性能の向上に貢献している。

407では「車格のわりに狭い」という声も聞かれた室内空間は、ホイールベースや全幅の拡大を生かして余裕あるスペースを確保。例えば後席のひざ前空間は407に比べて53mm広がっている。SWのガラスルーフは407SWに比べて300mmサイズアップ。荷室はセダンが515リッター、SWが565リッターと、407より108/112リッターも拡大された。

フラッグシップにふさわしく、4ゾーン・フルオートエアコン、HDDナビゲーションシステム、カラーヘッドアップディスプレイ、キーレスエントリー&スタート、ディレクショナル・キセノンヘッドランプ、インテリジェントハイビーム、パーキングスペースセンサーなどが、プジョーとして初めて標準装備されている。

 
プジョーの新たな旗艦「508/508SW」が上陸の画像
 
プジョーの新たな旗艦「508/508SW」が上陸の画像

■プジョーおなじみの心臓部

1.6リッター直噴ターボエンジンと6段ATは、「308」や「3008」、「RCZ」に搭載されているものと同じで、156ps/6000rpmの最高出力、24.5kgm/1400-3500rpmの最大トルクも共通。シフトショックの軽減やギアレシオの見直しが図られたATには、パドルシフトが追加された。
10・15モード燃費はセダンが11.0km/リッター、SWが10.8km/リッターで、407/407SWの9.4km/リッターから大幅アップを果たしている。

車体の軽量化を推し進めるべく、フロントサスペンションは407のダブルウィッシュボーンから新開発のマクファーソンストラットへと変更され、リアには407と同じマルチリンク式サスペンションが組み合わされる。ステアリングは電動油圧式パワーアシストを備えるラック&ピニオン式、ブレーキはフロントがベンチレーテッドの4輪ディスクとなる。

アクティブセーフティでは、最新世代(8.1)のESPのほか、雪道など滑りやすい路面で各駆動輪をきめ細かく制御するインテリジェント・トラクションコントロールなども採用。衝突安全性では、フロント、サイド、カーテン、それぞれふたつずつの6エアバッグや、むち打ち軽減タイプの新形状ヘッドレストなどを導入することで、ユーロNCAPで最高評価の5つ星を獲得している。

(文=森口将之)

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