【スペック】全長×全幅×全高=4990×1910×1430mm/ホイールベース=2915mm/車重=1920kg/駆動方式=4WD/3リッターV6DOHC24バルブスーパーチャージャー付き(300ps/5250-6500rpm、44.9kgm/2900-4500rpm)/価格=879万円(テスト車=1014万円/バング&オルフセンアドバンスドサウンドシステム=84万円/LEDヘッドライト=30万円/電動チルト式2ウェイガラスサンルーフ=21万円))

アウディA7スポーツバック 3.0TFSIクワトロ(4WD/7AT)【試乗記】

今っぽい“軽さ” 2011.06.07 試乗記 アウディA7スポーツバック 3.0TFSIクワトロ(4WD/7AT)
……1014万円

クーペのような大型5ドアハッチ「アウディA7スポーツバック」に試乗。その走りと居住性はいかなるものだったのか?

香るエレガンス

思わず見ほれたのは、走り去るその後ろ姿。実はこの試乗の前の週、ミュンヘン市内でバスの車窓越しに初めて、走っている「アウディA7スポーツバック」を目にしたのだが、高い目線から眺めるその姿は、まさにエレガントとはこのことだ……なんて思わせた。ロー&ワイドなプロポーション、小さなグリーンハウスに鋭角なショルダー、そしてリアエンドまで一筆書きで連なるルーフラインが、目をくぎ付けにしたのである。

用いられているデザイン要素には、それほど新しいものは無い。細かな違いはあっても、基本的なラインや造形はどれも最近のアウディではおなじみのものだ。それなのに、これだけ新しく見えるのだから大したもの。デザインチームは尊敬すべき仕事をしたと思う。

純粋なサイズの大きさも、存在感を際立たせているのは間違いない。なにしろ全長4990mm×全幅1910mm×全高1430mmというスリーサイズは、先代「A8」とほぼ同等。同じくテールゲートを持つ5ドアの「ポルシェ・パナメーラ」や「アストン・マーティン ラピード」ともほぼかぶるほどなのだ。これだけ大きく、しかも背が低ければエレガンスが香るのも、また当然だろう。

もちろん、新しいメカニカルパッケージの貢献度も無視できない。「A4」「A5」などと同じようにフロントデフの位置を前に出した駆動レイアウトによって、その前後オーバーハングは切り詰められ、2915mmというロングホイールベース化も実現されているのである。

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