トップ > インプレッション >トヨタ・プリウスα(アルファ) 7人乗り/5人乗り【短評】 (2011.5.26)
トヨタ・プリウスα(アルファ) 7人乗り/5人乗り【短評】
【スペック】G ツーリングセレクション スカイライトパッケージ(7人乗り):全長×全幅×全高=4615×1775×1600mm/ホイールベース=2780mm/車重=1490kg/駆動方式=FF/1.8リッター直4DOHC16バルブ(99ps/5200rpm、14.5kgm/4000rpm)+交流同期電動機(82ps、21.1kgm)/価格=330万5000円(テスト車=400万7450円)

大盛りラーメンの正しいレシピ

トヨタ・プリウスα(アルファ) 7人乗り/5人乗り【短評】

トヨタ・プリウスα G ツーリングセレクション スカイライトパッケージ(FF/CVT)/S ツーリングセレクション(FF/CVT)
……400万7450円/338万6950円

人気モデル「プリウス」よりひとまわり大きな、トヨタの最新型ハイブリッド「プリウスα」がデビュー。その実力を、7人乗りと5人乗り、ふたつのグレードで試した。

「プリウスα」の価格帯は、5人乗り「S Lセレクション」の235万円から、7人乗り「G ツーリングセレクション スカイライトパッケージ」の330万5000円まで。駆動方式はすべてFFとなる。
トヨタ・プリウスα(7人乗り/5人乗り)【短評】
空力性能を意識してデザインしたという、伸びやかな「プリウスα」のサイドビュー。「プリウス」に比べ、全長は155mm、ホイールベースは80mm長くなっている。
トヨタ・プリウスα(7人乗り/5人乗り)【短評】
【スペック】S ツーリングセレクション(5人乗り):全長×全幅×全高=4615×1775×1575mm/ホイールベース=2780mm/車重=1470kg/駆動方式=FF/1.8リッター直4DOHC16バルブ(99ps/5200rpm、14.5kgm/4000rpm)+交流同期電動機(82ps、21.1kgm)/価格=280万円(テスト車=338万6950円/ボディカラー(ホワイトパールクリスタルシャイン)=3万1500円/インテリジェントパーキングアシスト+HDDナビゲーションシステム&プリウスαスーパーライブサウンドシステム=50万850円/G-BOOK mX Pro専用DCM+盗難防止システム オートアラーム=5万4600円)
トヨタ・プリウスα(7人乗り/5人乗り)【短評】

まさに大きなプリウス

5月22日の時点で約3万9000台(!)を受注、いま契約書にハンコを押しても納車は来年の4月(!)という「トヨタ・プリウスα」の試乗会が行われた。震災の影響で4月下旬にデビューする予定が延期となり、5月13日に販売開始となったのだ。
事前情報だけでこれだけの注文が入ったことから、 “大きなプリウス”が待ち望まれていたことと、「プリウス」というブランドへの高い信頼感がわかる。
結論から書けば、デザインの雰囲気から走らせた時のフィーリングまで、「プリウスα」はまさに大きなプリウスだった。

「プリウスを拡大したんだから、大きなプリウスになって当然だ」という意見もあるでしょう。けれども「プリウス」より155mm長く、85mm背を高くしながら同じようなテイストにするための作業は、それほど簡単ではなかったようだ。その証拠に、「プリウス」と共通する部品はステアリングホイールぐらいだという。

つまり、普通盛りラーメンと同じ味の大盛りラーメンを作るには、スープと麺を増量するだけではダメだったのだ。スープ、麺、そして具材まで変える必要があった。結果、出来上がった大盛りと普通盛りの共通点はナルト(=ステアリングホイール)だけになってしまった。ヘンなたとえになってしまいましたが、要は「プリウスα」は「プリウス」のお手軽な拡大版ではないということが言いたい。

「プリウスα」がいかにこだわって設計されたかが明確に表れているのが、5人乗り仕様と7人乗り仕様の違いだ。5人乗り仕様では、ニッケル水素バッテリーが「プリウス」と同じく後席シート後方に置かれる。一方、7人乗り仕様では3列目シートを設置するスペースを確保するために、バッテリーを運転席と助手席の間に移動したのだ。場所を移動しただけでなく、この位置に収まるサイズにするためにリチウムイオンバッテリーに変更したというから凝っている。
まずは販売の主力になるであろう、7人乗り仕様から乗り込む。

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