【スペック】全長×全幅×全高=4970×1931×1418mm/ホイールベース=2920mm/車重=1980kg/駆動方式=FR/3リッターV6DOHC24バルブスーパーチャージャー付き(333ps/5500-6500rpm、44.9kgm/3300-5250rpm)+モーター(47ps、30.6kgm)(欧州仕様車)

ポルシェ・パナメーラSハイブリッド(FR/8AT)【海外試乗記】

“2桁燃費”のスーパーサルーン 2011.05.25 試乗記 ポルシェ・パナメーラSハイブリッド(FR/8AT)

ポルシェの4ドアサルーン「パナメーラ」に追加されたハイブリッドモデルをオーストリアでテスト。その走りと実際の燃費はどうだったのか?

ポルシェ史上もっとも低燃費

1000万円を超えるようなクルマに乗る人は、燃費なんて気にしない――そんな理由で、かような価格レンジに属するハイブリッドモデルを否定的な目で見る人は今でも少なくない。たしかに、そんなモデルの存在意義が燃料消費量の低減によるエコノミー効果にのみあるとすれば、それは「ご意見ごもっとも」だ。

しかし、昨今欧州メーカーから次々リリースされるさまざまなハイブリッドモデルの真の狙いは、かの地で規制が強化されつつあるCO2削減プログラムへの対応と、そうした動きに真摯に対応をしているというイメージを分かりやすくアピールするという点にもあるはずだ。ポルシェがリリースしたこの最新モデルも、まさにそうした中の1台と考えられる。

「パナメーラSハイブリッド」――それが、単なる“環境対応”へのイメージリーダーなどではないことは、欧州の最新測定モード「NEDC」によるCO2排出量が159g/kmというスペックにも証明されている。同じパナメーラの他グレードは「S」が247gで「4S」が254g、「ターボ」が270gで6気筒エンジンを積むベースモデルが218gという具合。ヨーロッパ地域で販売される「ディーゼル」でも167gだから、ポルシェ自ら「史上もっとも低燃費なモデル」と、誇らしげに紹介したくなる気持ちも理解できるというものだ。

そんなこのモデルに搭載されたハイブリッドシステムは、一部パーツが耐久性向上のために強化され、より高いパフォーマンスを発揮させるために、やはり一部に新たなソフトフェアが採用されたという以外は、「基本的にはカイエンSハイブリッドのそれと同様」とのこと。すなわちそれは、このモデルが“2ペダル・パナメーラ”の中では唯一のトルコンAT搭載車であることも意味している。「メカニズム上、他グレードが用いるPDKで成立しないわけではないが、システムの開発を『カイエン』と『フォルクスワーゲン・トゥアレグ』向けでスタートさせたこともあり、まずは同じユニットを用いるというコンセンサスができていた」というのが開発陣による説明だ。

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