「ホイールをボルトで固定するメリットは?」

2011.05.21 クルマ生活Q&A タイヤ・ホイール

「ホイールをボルトで固定するメリットは?」

自分にとって初めての輸入車となる、「ルノー・ルーテシア ルノースポール」に乗っています。スタッドレスタイヤに履き替える際に、ホイールの固定方法が日本車と逆であることを知り、驚きました。日本車はハブから生えたスタッドボルトにナットを締め込んで固定しますが、ルーテシアはハブに開けた穴にボルトを締め込む方式です。日本車のように、ハブからボルトが生えていたほうが、 ホイールの取り付け穴に差し込みやすくていいと思うのですが、逆にすることでなにかメリットはあるのでしょうか? また、ほかの輸入車もルーテシアと同じ方式なのでしょうか?

お答えします。私の知る限りでは、ヨーロッパ車に関してはルーテシアと同じようにボルトで固定する方式のほうが多いのではないでしょうか。その理由は、コストが安く済むからです。日本車の方式ではスタッドボルトとナットという2つの部品を必要とするのに対し、ボルトで固定する方式ならば、ボルトしか要りません。部品点数が少なく、組み付け工程も少なくて済むわけですから、当然コストは安くなるのです。とくにフランスの小型車など、かつてはホイールを4本ではなく3本のボルトで固定していたくらいですから、コスト管理にはシビアなのです。

とはいえ、それは作る側の論理であって、われわれユーザーにとってのメリットは見当たりません。質問にあるように、ハブからスタッドボルトが生えていたほうが、タイヤ交換の際の位置決めは楽ですからね。そう考えると、コスト管理はヨーロッパ車以上に厳しいと思われる日本車が、軽自動車も含めてナットによる固定方式を守っているのは、隠れた良心といえるのかもしれません。