「スマート」の集い、スマート・デイ2011開催

2011.04.28 自動車ニュース
フィナーレリグレ郊外のビーチサイドに勢ぞろいした「スマート・デイ」参加の「スマート」たち。
世界一楽しい? 「スマート・デイ2011」開催

世界一楽しい? 世界一うるさい? 「スマート・デイ2011」開催

イタリアの「スマート」ファンによるミーティング「スマート・デイ2011」が、イタリア北部リグーリア州フィナーレリグレで、2011年4月16日から17日に開催された。

今年のトレンドはマットカラー。これは初代「スマート」をベースにした1台。
世界一楽しい? 「スマート・デイ2011」開催
オランダで2004年から約2年にわたって生産された4人モデル「スマート・フォーフォー」も。
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初代「スマート・フォーツー」をベースにしたキットカー「ミヒャラック・エクストリームC7」。重量はたった670kg!
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■約70台の「スマート」が大集合

「スマート・デイ」は、イタリアのスマート愛好者用ウェブフォーラム「smart-forum.it」が毎年主催しているイベント。
第6回目となった今年は、前年を上回る約110人の参加者が、およそ70台のスマートに乗って集結した。なかには、国境を越えてスイスからのエントリーもあった。
参考までに、最近イタリアの「スマート・フォーツー」販売は、毎月約2000台のペースである。「セグメントA」といわれるカテゴリーでは、「フィアット・パンダ」「フィアット500」に次ぐ3位をキープしている。

イベントにおける今年のトレンドは、マット(つや消し)カラーだ。フィレンツェからやってきた女性は、「つい1カ月前に手に入れました!」という緑マットのスマートで、初代スマートを所有するボーイフレンドと初参加を果たした。
ちなみに彼らのように、男女の一方が先にスマートを持っていたことから、相手もつられて買ってしまった「ダブルスマート・カップル」は他にも数組いた。
また昨年は不在だった4ドア版「スマート・フォーフォー」の姿もみられた。フォーフォーの生産停止は2006年だから、早くも5年が経過したことになる。

いっぽうチューニング派の熱い視線を浴びていたのは、キット製作の特製ロードスターだった。ドイツのミヒャラックという会社が提供しているもので、ベース車両はメーカー製「スマート・ロードスター」がと思いきや、初代「スマート・フォーツー」だ。今回はイタリアのディストリビューターが自ら乗ってやって来た。

スマートはその取り回しの良さと狭い車庫への収納性などから「元祖『フィアット500』の再来である」というのは筆者による以前からの持論だが、こうしてボディを取り替えるカルチャーが現れたのも、さまざまなカロッツェリアが改造ボディに挑戦したフィアット500を彷彿(ほうふつ)とさせる。

昨年と同様、初夏を思わせる快晴に恵まれた。
世界一楽しい? 「スマート・デイ2011」開催
左から、フォーラムのアンドレア会長、現地オーガナイザーのピエールパオロさん、参加者から選ばれた「ミス・スマート2011」、そして「ピンクパンサー」ことソニア嬢。
世界一楽しい? 「スマート・デイ2011」開催

イベントのクライマックスは、2日目のビーチサイドにおける恒例のバーベキューパーティーである。残念ながら今年は、昨年のようなゲストダンサーたちによるショーは用意されていなかった。しかし代わりに、ツィーオ(イタリア語でおじさん)こと、フォーラム副会長のジャンピエロさんがお色気ポーズを交えながらテーブルをまわってドリンクをサーブ。そうかと思うと、彼は見つけた美女を突然抱きかかえて海の中に突き落とすという、ユーモアと悪ふざげすれすれの行為を敢行し、来場者を沸かせた。

また、司会進行役のソニア嬢は、ピンクのサングラス、ピンクのセーター、そしてピンクパンサーの描かれたピンクの初代スマートというピンクずくめで、みんなの喝采を浴びていた。

昨2010年にオーストリアで開催された国際ミーティングの際に、彼らは「どこの国でも一番うるさい奴らがいたら、それはオレたちだと思ってくれ」と自嘲(じちょう)していた。
それでも、各自のキャラクターを最大限に発揮してその場を盛り上げてしまうのは、イタリア人がもつ天与の才である。そうした彼らにとってスマートは、いちばん身近で最高の、走るパフォーマンスアイテムに違いないことを確信した週末だった。

(文と写真=大矢アキオ、Akio Lorenzo OYA)

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