ダイムラー、「ウニモグ」など車両50台を寄付
2011.04.21 自動車ニュース
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三菱ふそう/メルセデス・ベンツの車両50台、被災地で復興支援
ダイムラーAGは2011年4月21日、東日本大震災による被災地の復興支援のため、三菱ふそう、メルセデス・ベンツのトラックやオフロード車などあわせて50台を、被災地支援活動を行う日本財団に引き渡した。
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■支援金と車両を提供
東日本大震災の発生から1週間後の3月18日、ダイムラーは被災地支援として200万ユーロ(約2億4000万円)の寄付を表明していたが、さらなる支援として、三菱ふそう/メルセデス・ベンツのトラックとクロスカントリー車の計50台、総額400万ユーロ(約4億8000万円)の提供を決定。その車両が三菱ふそうトラック・バスの喜連川研究所(栃木県さくら市)に集結し、被災地支援活動を行う日本財団に引き渡された。
これらの車両は、日本財団を通じて、自治体やNPOに提供され、緊急支援物資の輸送や復興活動に活用される。使用にあたっては、インストラクターを派遣してドライバートレーニングを実施し、また、メインテナンスは、三菱ふそう、メルセデス・ベンツのサービス拠点で行う。
引き渡し式に出席したダイムラーAG日本代表兼三菱ふそうトラック・バスのアルバート・キルヒマン社長は、「これらの車両が、被災地復興に大きく貢献し、支援への一助になれば幸いです」と述べた。また、日本財団の尾形武寿理事長は、「必要なのは復旧ではなく復興。(お預かりした)支援金と車両を地元に届け、復興に役立てたい」と語った。
■メルセデスは車両を空輸
提供された車両は、三菱ふそうの小型トラック「キャンター」が30台、メルセデス・ベンツのオフロードトラック「ゼトロス」が8台、メルセデスの多目的作業車「ウニモグ」が4台、そしてクロスカントリー車「Gクラス」が8台。車両提供を急ぐために、キャンターは新車キャラバン用の車両を急きょ全国から集めた。
一方、メルセデスの各車両はヨーロッパでデモカーとして使っているものの中から震災支援に適した仕様をドイツ・シュトゥットガルトに呼び寄せ、日本向けにカスタマイズしたあと、日本に空輸している。
ゼトロス、ウニモグ、Gクラスの各モデルは、その高いオフロード走破性や渡河性能を生かし、被害の大きな地域での活躍が期待される。
(文=生方聡)
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