FT-86こと「サイオンFR-Sコンセプト」お披露目【ニューヨークショー2011】

2011.04.21 自動車ニュース
「サイオンFR-Sコンセプト」
FT-86こと「サイオンFR-Sコンセプト」お披露目【ニューヨークショー2011】

【ニューヨークショー2011】FT-86こと「サイオンFR-Sコンセプト」お披露目

トヨタ自動車は、2011年4月20日に開幕したニューヨークショーに、コンパクトスポーツ「サイオンFR-Sコンセプト」を出展した。

「21世紀のハチロク!?」と、世のクルマ好きの期待を集めていたトヨタFRモデルがついに販売される!?

2011年4月20日(一般公開は22日)から始まったニューヨーク国際オートショーで「販売する予定」がアナウンスされたのは、2009年の東京モーターショーで初披露されたトヨタの小型FRコンセプト「FT-86」。コンセプトカーの登場に先立ち、トヨタとスバルの共同開発が話題となったスポーツモデルである。

ニューヨークショーでは「FR-Sコンセプト」と名称を変え、北米市場での若者向けチャンネル「Scion(サイオン)」のブランド名を冠しての出展となった。FR-Sは、「Front-engine Rear-wheel drive Sport」の略。
アグレッシブなフロントマスク、サイドシルからリアフェンダーへと駆け上がる大胆なサイドライン、そしてフェラーリを思わせる大きなディフューザーが凄みを利かせる後ろ姿。なんだかすっかり影が薄くなっていた感のある市井のスポーツカー好きにとって、ココロ踊るデザイン。もしかしたら実際に買えるかもしれないクルマとして、大いに興味が引かれるだろう。

ボディサイズは、全長×全幅×全高=4272×1816×1204mm。えてして肥大化しがちな昨今の自動車市場にあって、よくサイズが抑えられた。ちなみに、ハッチバックの「スバル・インプレッサ」の全長は4415mmである。FR-Sコンセプトは短く、しかし1816mmと広い横幅が印象的。1204mmと最近では異例に低い車高は、まだコンセプトモデルだからだろうか。市販版FR-Sがどれだけ今回のディメンションを守れるのか、注目したい。

エンジンは、2リッターの4気筒。もちろん水平対向エンジンで、ヘッドメカニズムはDOHC。ボクサーユニットは、現在の自動車市場では特殊な形状で、また絶対数が少ないため、なかなか直噴化のためのパーツを得ることができなかった。ところが、今回のFR-Sコンセプトでは、「筒内直接噴射」と「ポート噴射」の併用がうたわれる。トヨタの「D-4S」(従来表記はD4-S)技術を導入して、ハイパフォーマンスと環境性能の両立を図るわけだ。
組み合わされるトランスミッションは、6段MTと6段ATが予想される。

アメリカでの販売は、2012年から開始される予定だという。日本市場での発売も、大いに期待したい。

(文=青木禎之)

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