日産がEV「リーフ」のレーシングカーを出展【ニューヨークショー2011】

2011.04.18 自動車ニュース

【ニューヨークショー2011】日産がEV「リーフ」のレーシングカーを出展

日産自動車は、2011年4月20日に開幕するニューヨークショーに、電気自動車(EV)「リーフ」のレーシングカー「リーフ ニスモRC」を出展する。

■中身はまるで別モノ

市販型のピュアEV「リーフ」の面影を残しながら、地をはうような低いシルエットや大型のリアウイングなどによって完全武装したEVレーサー「日産リーフ ニスモRC」。
レース専用モデルとして提案されるこのモデルは、日本の日産グローバルデザインセンターが手掛けるコンセプトカーで、日産のモータースポーツ活動を担う「ニスモ」が開発に参加している。なお、「RC」は“レーシング・コンペティション”を意味する。

市販のリーフが4ドアであるのに対し、このリーフ ニスモRCは2ドアボディを採用。ボディサイズも全長×全幅×全高=4465×1940×1200mmと、市販型(4445×1770×1545mm)に比べてより長く、より幅広く、そして、圧倒的に低いのが特徴だ。ホイールベースも100mm短い2600mmに設定されている。

パワーユニットは市販型と同じもので、スペック上も変わらぬ最高出力80kW(109ps)、最大トルク280Nm(28.6kgm)を発生。トランスミッションは変速なし固定ギアタイプで、最終減速比は7.9377。搭載されるリチウムイオンバッテリーの総電力量は24kWhと、こちらも市販型と同じである。

しかし、リーフ ニスモRCの中身は市販型とはまるで別モノ。2ドアのボディは、カーボンモノコックで造られ、これにワンピースのカウルが前後に装着される。ロールケージやレース用バケットシート、6点式シートベルトを搭載し、車両重量は約940kgと、市販型(1520kg)に対して約4割もの軽量化に成功。市販型ではノーズにおさまるモーターとインバーターは、バッテリーパックとともにミドにマウントされ、後輪を駆動。前後の重量配分は40:60となる。

前後ダブルウィッシュボーンのサスペンションも、このクルマ専用にデザインされたものだ。ブレーキは4輪ディスクタイプで、回生ブレーキも搭載。前後ブレーキバランスをドライバーが自在に調整できるのはリーフ ニスモRC独自の機能である。

パフォーマンスは、0-100km/h加速が6.85秒、最高速度は148.8km/hをマーク。レースコンディションでは約20分の走行が可能だ。
日産としては、環境に優しいモータースポーツのパイオニアと位置付けて開発を進めていくという、このリーフ ニスモRC。ワンメイクレースの開催が待ち遠しい。

(文=生方聡)

「日産リーフ ニスモRC」
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