【スペック】全長×全幅×全高=3930×1695×1500mm/ホイールベース=2510mm/車重=1050kg/駆動方式=FF/1.5リッター直4DOHC16バルブ(109ps/6000rpm、14.1kgm/4400rpm)/価格=179万円(テスト車=210万905円/VSC&TRC=3万1500円/Naviセット=22万500円/SRSサイドエアバッグ&SRSカーテンシールドエアバッグ=4万2000円/ETCユニット=1万6905円)

トヨタ・ヴィッツRS(FF/CVT)【試乗記】

「味わい」のあるコンパクト 2011.04.14 試乗記 トヨタ・ヴィッツRS(FF/CVT)
……210万905円

コンパクトカー「トヨタ・ヴィッツ」のスポーティグレード「RS」に試乗。CVTモデルを駆って、その実力を確かめた。

走り出しから軽快感

先代型と比べると、目元がキリッと劇画調(?)に生まれ変わった「ヴィッツ」。その中でも「RS」グレードは、いかついバンパーを付けていちだんと二枚目な顔つきをしたスポーティなグレードである。ラインナップで一番力強い109psの1.5リッターエンジンを搭載し、引き締まった「RS」専用の足まわりを持つだけでなく、ステアリングにテレスコピック調整が付いていたり、後輪のブレーキもディスクになっていたりと、結構いろいろなところが“特別扱い”になっている。

サイドサポートが適度に効いた運転席に着き、シートのスライド機構とステアリングのチルトとテレスコを使って調整すると、好みのドライビングポジションがぴたりと決まった。スポーティモデルというのは、まずはこのクルマとドライバーのフィット感が大切だ。そしてCVTのセレクターをDに入れて動き出すと、次なる感動に出くわした。ノーマル「ヴィッツ」と比べて、いちだんと軽快に感じられたのである。

最近、このクラスの車重は1トンを切るようになってきていて、「ヴィッツ」も1リッターモデルは970kgである。それに対して「RS」は1030kg(オプション含まず)と、実は乗員1人分ぐらい重い。それにもかかわらず軽いのである。その“錯覚”のひとつに、ボディ全体にただよう剛体感の高さがあるように思える。「RS」のボディ剛性はノーマルモデルと比べて向上しているように感じられ、ステアリングの支持剛性も高かった。締め上げられたサスペンションがもたらす足どりはとても正確で、クルマ全体にぴしっと統一感が貫かれている。いかにも走りそうな気配に満ちている。

「RS」には、他グレードと異なるスポーツ仕様のフロントシートが与えられる。
「RS」には、他グレードと異なるスポーツ仕様のフロントシートが与えられる。
丸を基調とするリアコンビランプは、先代モデルの「RS」から受け継がれたディテールだ。
丸を基調とするリアコンビランプは、先代モデルの「RS」から受け継がれたディテールだ。
リアビュー。専用のエアロバンパーやルーフスポイラーなどが、特別なグレードであることを主張する。
リアビュー。専用のエアロバンパーやルーフスポイラーなどが、特別なグレードであることを主張する。

この記事の大きな画像を見るためには、画像ギャラリーをご覧ください。

ヴィッツの他の画像を見るためには、写真一覧をご覧ください。

関連記事
  • トヨタ・プリウスPHV Aプレミアム(FF/CVT)【試乗記】 2017.3.7 試乗記 家庭で充電できる「トヨタ・プリウス」たる、プラグインハイブリッドカー「プリウスPHV」の新型に試乗。「現在最も省エネルギーにつながるクルマ」とアピールされる、最新エコカーの実像に迫った。
  • スズキ・スイフト【試乗記】 2017.2.7 試乗記 累計販売台数は530万台というスズキの世界戦略車「スイフト」が、新型にフルモデルチェンジ。欧州の道で開発されたというスズキのグローバルコンパクトは、思わずいろいろと語りたくなるようなクルマとなっていた。
  • トヨタC-HR G-T(4WD/CVT)【試乗記】 2017.2.21 試乗記 TNGAに基づいて開発された、トヨタのコンパクトSUV「C-HR」。欧州各地での走り込みによって鍛えたというその実力を、販売台数では劣勢の1.2リッターターボモデルでテスト。ハイブリッドモデルにはない魅力とは?
  • スズキ・スイフト ハイブリッドRS(FF/CVT)/スイフトRSt(FF/6AT)【レビュー】 2017.1.30 試乗記 スズキの世界戦略を担うBセグメントのコンパクトカー「スイフト」が、新型にフルモデルチェンジ。欧州仕込みの足まわりを持つ「RS」系の2グレードには、今このクラスに求められるクルマの要素がそろっていた。
  • スズキ・イグニス ハイブリッドMZ(FF/CVT)【ブリーフテスト】 2016.4.8 試乗記 日本の道路事情にマッチしたボディーサイズと、ユニークなデザインで注目を集めるコンパクトクロスオーバーの「スズキ・イグニス」。では、その走りや使い勝手の実力はどれほどのものなのか? 最上級グレードを借り出し、その出来栄えを確かめた。
ホームへ戻る