【スペック】全長×全幅×全高=4825×1935×1770mm/ホイールベース=2915mm/車重=2200kg/駆動方式=4WD/3.6リッターV6DOHC24バルブ(286ps/6350rpm、35.4kgm/4300rpm)/価格=498万円(テスト車=523万円/クォドラリフトエアサスペンション=25万円)

ジープ・グランドチェロキー リミテッド(4WD/5AT)【試乗記】

破格のプレミアム 2011.04.13 試乗記 ジープ・グランドチェロキー リミテッド(4WD/5AT)
……523万円
新開発の3.6リッターエンジンを搭載し、エアサスペンションなどの新機構を採用した新型「グランドチェロキー」。オンロードでの走りと乗り心地を試した。

欧州SUVと戦う姿勢

春浅いトスカーナで、ぶどう畑の中を穏やかな気分で走ったことを思い出した。「グランドチェロキー」に乗るのは、先代の海外試乗会以来になる。今回は試乗車を借りだして、秩父路を走ってきた。季節は同じだが、道の様相は異なる。それ以上に、6年前とは人とクルマが置かれている環境がまったく違う。

2005年に3代目になった時も、その洗練ぶりに目を見張った。フロントサスペンションがリジッドから独立懸架に換えられ、ステアリングフィールからルーズさがなくなった。ジープの名がイメージさせるアメリカンな乗り味から、欧州SUVのテイストへと転換したことがはっきりと示されていた。
今回は、さらにリアサスペンションも一新され、四輪独立懸架となった。オフロードとオンロードの性能の両立をうたうが、オンがより重視されるようになったことは間違いない。

車内のしつらえを見ても、それは感じられる。ウッドパネルと本革で構成されたインテリアは、ワイルドさとは無縁の高級感を醸しだす。駆動モードを選ぶ「セレクテレインシステム」はダイヤルで操作する仕組みで、無骨なレバーを力任せに動かす必要はない。顔つきにしても、ジープのアイデンティティである7本のスリットは健在だが、丸目のヘッドランプは残ってはいるものの、一見すると細長い長方形に見えるデザインだ。ジープブランドのフラッグシップとして、ポルシェ、アウディ、BMWなどと真正面から戦う姿勢を明確にしたのだ。

上級グレード「リミテッド」のインテリアは、木目調のインストゥルメントパネルやドアパネルが採用される。(写真=クライスラー日本)
上級グレード「リミテッド」のインテリアは、木目調のインストゥルメントパネルやドアパネルが採用される。(写真=クライスラー日本)
「リミテッド」には本革シートが標準で備わり、シートヒーターやヒーテッドステアリングホイールなども装備される。
「リミテッド」には本革シートが標準で備わり、シートヒーターやヒーテッドステアリングホイールなども装備される。

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