BMW、コンセプトM5を初公開【上海ショー2011】

2011.04.05 自動車ニュース
「BMW コンセプトM5」
BMW、「コンセプトM5」を上海ショーで公開

【上海ショー2011】BMW、「コンセプトM5」を世界初公開

独BMWは、2011年4月19日に開幕するオート上海(上海モーターショー)に、次期「M5」のコンセプトモデルを出展する。

■控えめながら存在感あるデザイン

独BMWは、次期型「M5」のスタイリングを示す「コンセプトM5」を、2011年4月19日に開幕する上海モーターショーで世界初公開する。今回公開されるのは外装のみだが、エンジンやシャシーについても一部の情報が明らかにされた。

フロントまわりのデザインは、専用設計されたフロントバンパースポイラーが「5シリーズ」と大きく異なるところ。「M」モデルのコンセプトにのっとり、全体に控えめなデザインとされてはいるものの、エンジンやブレーキの冷却性を高める3つの大きな開口部を持つバンパーデザインは、迫力を感じさせるものだ。

ボディ側面では、キャラクターラインの最前部に位置するエアアウトレットが、M5ならではの装備として目を引く。中央の「M」ロゴ入りルーバーは、サイドインジケーター(ウインカー)の機能も兼ねている。専用デザインとなるアルミホイールは、ダブルスポークタイプの20インチサイズ。タイヤは前後ともに265/35ZR20サイズが装着される。

リアは、水平基調のラインを多用することでワイド感が演出されている。トランクリッドに備わる控えめなスポイラーと、ディフューザータイプのリアバンパーは、スポーティな雰囲気を高めると同時に、空力性能を高める役割が与えられている。現行モデル同様、マフラーエンドは左右に2本ずつ、計4つの排出口をもつデュアルタイプで、空気抵抗の低減のためにディフューザーで覆われている。

■燃費は25%以上アップ

エンジンは、現行のV10 NAユニットから、V8ターボユニットに換装された。排気量やスペックは公開されていないが、M5初となるターボユニットは、「最高出力を発生させる回転数まで一定の勢いを保ちながら、自然なフィーリングで吹け上がる」と、ターボラグがないことがアピールされている。トランスミッションは、7段ツインクラッチ式の「M DCTドライブロジック」が組み合わされる。また次期M5には「オート・スタート・ストップ(アイドリングストップ)」機構も新たに採用され、現行モデルを上回る出力値を実現しながら、最低でも25%の燃費向上を果たすとうたわれている。

モータースポーツのノウハウを注入したというサスペンションは、ニュルブルクリンク北コースで入念なテストを行い、セッティングされたというもの。ブレーキも同様に機能性の向上が図られ、軽量化とともに高負荷時でも安定して制動力を発揮するとのことだ。

リアのデファレンシャルには、LSDの代わりに「アクティブMデファレンシャル」を採用。多板プレートの働きで左右輪に伝達するトルク値を調整するこのシステムは、滑りやすい路面やタイトコーナーなどでタイヤの空転を抑え、車両の挙動を安定化させるもの。次期M5では、これら新開発シャシーにより、優れたトラクション性能が実現しているという。

(webCG 曽宮)

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