ホンダの新型ワゴン「フィットシャトル」誕生

2011.03.17 自動車ニュース
「ホンダ・フィットシャトル」
ホンダの新型ワゴン「フィットシャトル」近日発売

ホンダの新型ワゴン「フィットシャトル」近日発売

本田技研工業は2011年3月17日、新型ワゴン「フィットシャトル」を近日発売すると発表した。


ホンダの新型ワゴン「フィットシャトル」近日発売

■ホンダ初のハイブリッド・ワゴン

「ホンダ・フィットシャトル」は、同社の売れっ子コンパクトカー「フィット」をベースとする、新しいワゴンモデル。これまで販売されていた「エアウェイブ」の、事実上の後継車となるクルマである。

コンパクトハッチバックよりも収納スペースを拡大したことによる使い勝手のよさや、車内の静粛性、走りの安定性などにアドバンテージがあるとされ、同時に、スモールカーならではの経済性もウリとする。先にフィットに加えられたハイブリッドモデルが、あらかじめラインナップされるのもポイントだ。

価格は、1.5リッターガソリンモデルが「15C」(FF車/CVT)の161万円から「15X」(4WD車/5AT)の182万5600円までで、1.3リッターのガソリンエンジンにモーターを組み合わせるハイブリッドモデルが「ハイブリッド-C」(FF車/CVT)の181万1000円から「ハイブリッド ナビプレミアムセレクション」(FF車/CVT)の233万円まで。
ゆとりや所有感を重視する、40代後半から50代の子離れ層を中心に、幅広いユーザー層にアピールしていく。


ホンダの新型ワゴン「フィットシャトル」誕生の画像
「フィット」にそっくりなフロントまわりは、専用のバンパーなどで、やや細面になっている。
「フィット」にそっくりなフロントまわりは、専用のバンパーなどで、やや細面になっている。

■血筋を感じるスリムなフォルム

「空間のゆとりや、堂々とした存在感を表現した」というフィットシャトルのエクステリアは、まさに“フィットのワゴン版”。各所に専用パーツを用いながらも、フロントまわりはフィットファミリーの一員であることを強く意識させるものとされ、三角に突き出たリアクオーターピラーなどには、かつてのスモールワゴン「エアウェイブ」の面影が残る。
そのエアウェイブになかったハイブリッドモデルでは、クリーンなイメージを持たせたるべく、透明感のある専用のグリルやランプ類を採用。先のフィットハイブリッド同様、ガソリンモデルとの差別化が図られる。

ボディサイズは、全長×全幅×全高=4410×1695×1540mm(ハイブリッドモデルおよび1.5リッターガソリンモデルのFF車)。ベースとなったフィット(FF車)と比べた場合、2500mmのホイールベースは変わらないものの、510mm長く、15mm背の高いプロポーションとなっている。

荷室をフルフラットにしたところ。ラゲッジボードは表裏の素材が異なり、用途別に使い分けることができる。
荷室をフルフラットにしたところ。ラゲッジボードは表裏の素材が異なり、用途別に使い分けることができる。
運転席まわりの様子。
運転席まわりの様子。
935×720mmの特大サンルーフはオプションで選択可能。
935×720mmの特大サンルーフはオプションで選択可能。

■荷室とキャビンはフィットの上

ボディを長くしたことで得られた一番のメリットは、大容量のラゲッジスペースだ。燃料タンクを前席の下に置く、お得意の「センタータンクレイアウト」などとも相まって、5名乗車時のガソリンモデルで590リッター(床下の予備スペース94リッター含む)、バッテリーなどを荷室の床下に収納するハイブリッドモデルでも517リッター(同21リッター)を確保。ダイブダウン式の後席を倒せば、どちらのモデルでもフラットな、はるかに広い荷室を得ることができる。

床下の空間を3段階に仕切れる「可動セパレーター」や、折り畳み方によって多種多様な荷物を安定させられる「ダブルヒンジのフロアボード」など、技アリのアイテムも多彩。フロアボードそのものも、通常のカーペット地と汚れに強い表皮とのリバーシブルとなっているなど、収納性にはとことんこだわりを見せる。

乗員が収まるキャビンについても、上質感の追求が声高にアピールされる。基本的な意匠はフィットとおそろいであるものの、インテリアをとりまくパネル類やシート表皮にはより上等な素材が用いられ、吸音材の最適化などにより静粛性も向上。格上のミニバンから乗り換えるユーザーをも満足させるとうたわれる。
ご先祖モデルたる「エアウェイブ」から登場した特大ガラスサンルーフ「スカイルーフ」は、このシャトルにもオプションとして用意され、さらに快適な室内空間を提案する。

パワーユニットは2種類。写真はハイブリッドのもの。「フィットハイブリッド」と共通の心臓である。
パワーユニットは2種類。写真はハイブリッドのもの。「フィットハイブリッド」と共通の心臓である。

ホンダの新型ワゴン「フィットシャトル」誕生の画像

■選べるふたつのパワーユニット

そんなフィットシャトルには、フィットゆずりの、2種類のパワーユニットが用意される。120ps、14.8kgmを発生する1.5リッター直4エンジンと、1.3リッター直4エンジン(88ps、12.3kgm)をモーター(14ps、8.0kgm)がアシストするハイブリッドユニットだ。
トランスミッションは、1.5リッターの4WDモデルが5段ATであるほかは、すべてCVTを採用。10・15モードの燃費値もフィットのそれと変わりなく、1.5リッターモデルのFF車で20.0km/リッター、同4WD車が16.4km/リッター、FF車のみとなるハイブリッドモデルが30.0km/リッターを記録する。

前:マクファーソンストラット、後:トーションビーム式の足まわりも、形式こそフィットと同じであるものの、専用のセッティングにより、柔らかくもしなやかな乗り心地を追求。
ソフト面でも、パワートレインなどを制御してエコロジーなドライビングを提供する「ECONモード」が全車に備わるほか、通信料無料の双方向通信情報システム「リンクアップフリー」も用意され、そのカーライフをサポートする。

(webCG 関)

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