【スペック】全長×全幅×全高=4105×1790×1550mm/ホイールベース=2595mm/車重=1360kg/駆動方式=FF/1.6リッター直4DOHC16バルブ(122ps/6000rpm、16.3kgm/4250rpm)/価格=312万円(テスト車=315万9000円/クロームラインインテリア=2万2000円/ホワイト・ターン・シグナル・ライト=1万4000円/スモーカーズパッケージ=3000円)

MINIクーパー クロスオーバー(FF/6AT)【試乗記】

ぜんぜん、MINI。 2011.03.16 試乗記 MINIクーパー クロスオーバー(FF/6AT)
……315万9000円

MINIファミリーのニューモデル「クロスオーバー」の売れ筋グレードに試乗。その走りと使い勝手をリポートする。

ズルいクルマ

駐車場に行くと、新しい「BMW5シリーズ」の横に「MINIクーパー クロスオーバー」が止まっていた。両車を見比べると、何となくほほ笑ましい。「同じ自動車メーカーの製品」という先入観もあるのだろうが、ブランドも性格もまるで違う2車なのに、おでこのあたり(ボンネットの前端付近)のふくらみがよく似ている。歩行者保護に関するアプローチが同じだからだろう。
「最近のクルマは、機能より安全や環境要件によってカタチが決められる」とわかったようなことをツブやきながら、同時に、すっかり聞き飽きたフレーズがまたしても頭のなかに浮かんできた。

「MINI、ぜんぜんミニじゃないじゃん」

日本市場向けに、わずかに低められたとはいえ、MINIクロスオーバーの車高は1550mm。高級セダンの隣に置かれてもなかなか存在感があって、「これでMINIっていうのはズルいよなあ」と思った。さらにもうひとつ、「ズルいよなあ」と言いたくなることがある。

MINIクーパー クロスオーバーのサイズは、全長が4105mm、全幅1790mm、全高が1550mmである。国内ではあまり比較する対象にならないかもしれないが、「日産ジューク」の全長×全幅×全高=4135×1765×1570mmに近い数字だ。
「新しさ」を求めてSUV風味を一振り……というのは、デザイナーの常とう手段のひとつ。そもそも「SUV」という分野自体、「乗用車ベースのクロカン風モデル」と解釈することもできるから、SUVのサイズが、「フォード・エクスプローラー」や「レクサスRX(旧トヨタ・ハリアー)」、(北米市場では)コンパクトな「トヨタRAV4」や「ホンダCR-V」などを経て、さらにハンディなサイズにまで降りてきたと考えてもいい。呼び名は「クロスオーバー」と変わったが。
全長4100mm前後のSUV/クロスオーバー市場に参入するにあたって、MINIクロスオーバーが「ズルい」と思ったのは、もとよりMINIが備えているアドバンテージについてである。


MINIクーパー クロスオーバー(FF/6AT)【短評】
フェンダー上の透明なターンランプ「ホワイト・ターン・シグナル・ライト」 は、1万4000円のオプション。
MINIクーパー クロスオーバー(FF/6AT)【短評】
インテリアの様子。シート表皮やドアパネルは、グレードによるものの、ベージュやこげ茶、赤や青も選ぶことができる。
MINIクーパー クロスオーバー(FF/6AT)【短評】
写真をクリックするとシートの倒れるさまが見られます
MINIクーパー クロスオーバー(FF/6AT)【短評】

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