【スペック】全長×全幅×全高=4634×1855×1375mm/ホイールベース=2750mm/車重=2000kg/駆動方式=4WD/3リッターV6DOHC24バルブスーバーチャージャー付き(333ps/5500-7000rpm、44.9kgm/2900-5300rpm)/価格=939万円(テスト車=1058万円/アダプティブクルーズコントロール+アウディサイドアシスト=28万円/レザーパッケージ<ファインナッパレザー>=75万円/レザーコントロール=16万円)

アウディS5カブリオレ(4WD/7AT)【試乗記】

どこまでも行きたい 2011.03.10 試乗記 アウディS5カブリオレ(4WD/7AT)
……1058万円

春の風に誘われて、アウディの4シーターオープン「S5カブリオレ」でショートドライブに出かける。パワーがあって華もあるオープンモデルの実力やいかに?

余裕の構え

スイッチに触れてから、わずか17秒で頭上に空が広がった。そしてものすごい開放感が、室内に容赦なくなだれ込んできた。あー、気持ちイイ。春めいてきた日のオープントップほどシアワセをかみしめる“装備”はない(寒い日のシートヒーターも相当シアワセだけれども)。
でも一方では、あーこりゃ、ホコリやら排ガスで汚れるぞーと身構える現実的な気分もある。なんてったってこのクルマの内装は、油ジミが付いたら一発で嫌気が差してしまいそうなほど華奢(きゃしゃ)な、白いナッパレザーときているのだから。

「S5」の名を持つこのカブリオレ、アイドリングのちょっと上から豊富なトルクを生み出しながら粛々と走るものだから、4.2リッターV8エンジンを搭載しているのかと一瞬、錯覚する。しかし実際はそうではない。「S4」と同じ333psと44.9kgmを発生する3リッターV6のスーパーチャージャーである。

もっとも、そうと知ったところで、街中でその後、何かが決定的に変わるわけでもない。「アウディドライブセレクト」を「オート」モードのままにして、シフトセレクターをDレンジに固定して走っていると、Sトロニックトランスミッションは1600〜1700rpmあたりですっすっと涼しくシフトアップを繰り返していくだけ。エンジンの実体は、トルクの向こうでぼんやりとしたままである。

内装にしろ、エンジンにしろ、何をするにも余裕なスタンスを崩さないクルマだ。ちょっと本気で走らないと、本性がまるで見えてこない。これでは一向にらちがあかないので、一般道での試乗を切り上げて、高速に乗ってみることにした。

インテリアは、カーボンアトラス デコラティブパネルに「S5」ロゴ入りのSスポーツシートが備わる。
インテリアは、カーボンアトラス デコラティブパネルに「S5」ロゴ入りのSスポーツシートが備わる。
標準のシートはシルクナッパレザーとなるが、テスト車はオプションのファインナッパレザーの白いシート。白内装も標準では用意されない。
標準のシートはシルクナッパレザーとなるが、テスト車はオプションのファインナッパレザーの白いシート。白内装も標準では用意されない。
アルミ調ドアミラーや19インチの5パラレルスポークスタースタイリングアルミホイール、左右2本出しのマフラーなどが「A5カブリオレ」との違い。
アルミ調ドアミラーや19インチの5パラレルスポークスタースタイリングアルミホイール、左右2本出しのマフラーなどが「A5カブリオレ」との違い。

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