BMWが「MINI E」の引き渡し式を開催

2011.03.01 自動車ニュース

BMWが「MINI E」の引き渡し式を開催

BMWジャパンは2011年3月1日、日本で電気自動車の実証試験に使用する「MINI E」14台を一般ユーザーに引き渡した。

■幸運な14名が“Eモビリティ”の実現に貢献

“メガシティ”東京を象徴する商業施設として知られる六本木ヒルズ。その中央にある屋外スペースの六本木ヒルズアリーナから、電気自動車の試験車両「MINI E」が音もなく、次々と立ち去っていった。ステアリングを握るのは、約900名の応募から選ばれた14人の一般ユーザー。2011年7月までの5カ月間、電気自動車の実証試験に参加する人たちだ。

BMWは先頃、持続可能なモビリティを提供するサブブランド「BMW i」を発足し、2013年にも電気自動車の「BMW i3」やプラグインハイブリッドの「BMW i8」を投入することを表明している。これに向けた研究開発が「プロジェクトi」で、BMWは“Eモビリティ”社会を目指して、第1段階としてMINI Eによる実証試験を、ニューヨーク、ロサンゼルス、ロンドン、ベルリン、そして、東京で実施。ここで得られたデータをもとに「BMW1シリーズ」がベースの電気自動車「アクティブE」を開発、実証試験を重ねることで、“メガシティビークル”ことBMW i3の発売につなげる考えだ。

日本では、早稲田大学や東京電力といったパートナー企業に加えて、ウェブサイトで募集した一般ユーザーがMINI Eによる実証試験に参加する。実証試験は2011年3月から7月までの第1期と、9月から2012年1月までの第2期の2回で、今回第1期の14名に試験車両が引き渡されたということになる。ユーザーは月々6万円を支払ってMINI Eを利用するが、第1期の募集には定員の60倍以上となる900名が応募した。

ユーザーを代表してあいさつした鎌倉忍さんは、この15年間に四輪だけで8台のBMWを所有したという大のBMWファン。「MINI Eの実証試験のことを知ったときは“申し込むしかない”と思いました。日本を試験の地として選んでくれたことを感謝しています。BMWが好きな理由は、“駆け抜ける歓び”をダイレクトに味わえるから。しかも、どのモデルでも、そのダイナミックさが変わらないのが魅力です」。そう語る鎌倉さんが、このMINI EでもBMWやMINIの魅力を見いだせるのか、実に興味深い。

実証試験に参加する一般ユーザーは、日々の使い方や感想を専用のウェブサイトに入力する。また、充電のたびに“充電ダイアリー”を記録することで、充電の頻度やそれに要した時間のデータを残す。BMWはこれらのデータを分析するとともに、グループインタビューなどによりユーザーからの生の声を得るという。

はたしてメガシティ東京は、どんなモビリティを求めているのか? その分析結果に期待したい。

なお、第2期の募集は2011年5月1日から受け付ける予定である。

(文=生方聡)

今回の実証試験に使われる電気自動車「MINI E」。
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ユーザーに引き渡されるすべての「MINI E」が六本木ヒルズアリーナに集まった。
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「MINI E」の実証試験に参加する14名の方々。
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六本木ヒルズを後にする「MINI E」。
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