【スペック】全長×全幅×全高=4507×1909×1199mm/ホイールベース=2670mm/車重=1336kg/駆動方式=MR/3.8リッターV8DOHC32バルブターボ(600ps/7000rpm、61.2kgm/3000-7000rpm)(欧州仕様車)

マクラーレンMP4-12C(MR/7AT)【海外試乗記】

「イタリア」を超えた!? 2011.02.17 試乗記 マクラーレンMP4-12C(MR/7AT)

名門レースコンストラクターとして知られるマクラーレン・レーシングから独立し、自動車メーカーとしての歩みを始めたマクラーレン・オートモーティブ。その最新作となる「MP4-12C」に、ポルトガルで試乗した。

マクラーレンの決心

マクラーレン・オートモーティブは、独立した"スーパースポーツカーメーカー"になると決めたのだった。ロン・デニスによれば、それは必然であるらしい。そう、数々のコンペティションシーン、とりわけF1においてフェラーリに勝るとも劣らない歴史と伝統と数え切れない勝利を抱え込んだ名門レーシングチームにとって、公道を走るクルマへの技術的および情熱的なフィードバックを、間接的にではなく直接的に行うということは、必然の未来であり、夢でもあったのだろう。マクラーレンには、ブルースの時代、既にそれにチャレンジした経緯さえあった。

この「MP4-12C」を手始めに、マクラーレンは今後、さらなるMP4シリーズを計画している。それは12Cの“上と下”、となるらしい。スーパーカーを“松・竹・梅”で用意する、フルラインナップのスーパースポーツカー。それが、近未来のマクラーレン・オートモーティブの姿である。

今回は、“竹”のファーストインプレッションをお届けしよう。ポルトガルはポルティマオンにある、アウトドロモ・インテルナシオナル・ド・アルガルヴェに用意された試乗車は、はるばる本拠地ウォーキングから最終テストを兼ねて海を渡り自走でやってきた、プリプロダクションの最終モデルたちだった。

至極真っ当な、いかにもマクラーレンらしい(筆者のイメージに過ぎないが)きまじめな、成り立ちのミドシップスーパースポーツである。奇をてらった部分などまるでない。そのことは機能に満ちたたたずまいに早くも現れている。

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