【スペック】X:全長×全幅×全高=3995×1475×1625mm/ホイールベース=2425mm/車重=810kg/駆動方式=FF/0.66リッター直3DOHC12バルブ(54ps/6500rpm、6.4kgm/4000rpm)/価格=121万5900円(テスト車=同じ)

スズキMRワゴンX(FF/CVT)/T(FF/CVT)【試乗記】

かわい過ぎないのがイイ 2011.02.09 試乗記 スズキMRワゴンX(FF/CVT)/T(FF/CVT)
……121万5900円/139万3350円
16年ぶりの新エンジンと軽量ボディを武器に生まれ変わった「MRワゴン」。20代男女を意識したという、その仕上がりは?

スッキリしたインパネ

「コレよ、コレ! このシンプルさを待っていたのよ〜!」
ドアを開けると広がるのは、シックでモダンなインテリア。ピアノブラックのセンターパネルと、水平に伸びる白いガーニッシュとの組み合わせは、空間に広がりを感じさせるし、凹面を多用したドアトリムとシートは、光の影によるグラデーションが上質感と奥行を与えている。

一方、半円形のヘッドランプを採用したエクステリアは、ファニーで愛嬌(あいきょう)のある表情が印象的。シンプルでオシャレ、そしてちょっぴりかわいらしさもある新型「MRワゴン」、結構イイんじゃない!?

3代目にあたる新型MRワゴンは、20代の男女をターゲットに、デザインしすぎない、シンプルでオシャレな空間を目指している。なんといっても、若者に人気のスマートフォンをヒントにしたオーディオ&センターパネルは、開発陣渾身(こんしん)のアイデア。

「タッチパネル式の実績はなかったので、家電量販店に足を運んだりして研究し、オーディオメーカーと協力して、一から作りました。ボタンは大きく、明度の高いものを選んでいます。停車中にはCDのジャケット写真も出るようになっているんですよ!」と胸を張るのは四輪電装設計部の濱野さん。スイッチはATMや券売機にも使われている静電容量方式。手袋での操作はできないものの、左右にある空調のルーバーや、シフト操作時にも誤作動を起こさないように設定されている。

「おや?」と気になったのは、車載オーディオでは珍しい消音スイッチ。パワーオフすればいいようなものだけれど……。
「助手席の人に電話がかかってきたときなど、表示を生かした状態で、すぐに対応できるようにという配慮からです。従来のロータリースイッチなら、1回の操作ですぐに音量を下げることはできるんですが、スクロール操作だと何度もスクロールしなければならず面倒ですよね」と濱野さん。なるほど。シンプルでオシャレなだけでなく、細かい気遣いもされている。なかなかやりますな、MRワゴン!

ドアまで伸びた白いガーニッシュとブラックのオーディオパネルのコントラストが目を引くインテリア。上級グレード「T」(写真)には本革巻きステアリングホイールが装備される。
ドアまで伸びた白いガーニッシュとブラックのオーディオパネルのコントラストが目を引くインテリア。上級グレード「T」(写真)には本革巻きステアリングホイールが装備される。
タッチ&スライド操作に対応したパネルオーディオ。iPodなどのUSBデバイスを接続できるUSBソケットも標準装備される。
タッチ&スライド操作に対応したパネルオーディオ。iPodなどのUSBデバイスを接続できるUSBソケットも標準装備される。
シートカラーは全グレード共通。ブラックやベージュはよくあるけど、茶色が標準ってのも珍しいしオシャレ。
シートカラーは全グレード共通。ブラックやベージュはよくあるけど、茶色が標準ってのも珍しいしオシャレ。

この記事の大きな画像を見るためには、画像ギャラリーをご覧ください。

MRワゴンの他の画像を見るためには、写真一覧をご覧ください。

関連記事
  • スズキ・アルト ワークス(FF/5MT)【試乗記】 2016.4.7 試乗記 楽しいだけのクルマにあらず? 軽い車重にレスポンシブなエンジン、クロスレシオのMT、よく曲がるシャシーと、走りを楽しむために必要なもののすべてがそろった「スズキ・アルト ワークス」。久々に復活した、軽規格のスポーツモデルの魅力に触れた。
  • スズキ・アルト ワークス(FF/5MT)【試乗記】 2016.1.21 試乗記 スズキのベーシックな軽ハッチバック「アルト」に、スポーティーな走りが自慢の「ワークス」が15年ぶりに復活。エンジン、トランスミッション、サスペンションと、いたるところに施された“ワークス専用”のチューニングが織り成す走りを試す。
  • スズキ・アルト ワークス(FF/5MT)【レビュー】 2016.2.26 試乗記 専用チューニングのエンジンやサスペンション、クロスレシオの5段MTなど、すべての要素が走ることにフォーカスされた「スズキ・アルト ワークス」。15年ぶりに復活したファン待望のスポーツモデルを、ワインディングロードで試した。
  • BMW 318iスポーツ(FR/8AT)【試乗記】 2017.3.17 試乗記 BMWの「3シリーズ セダン」に、「1シリーズ」や「2シリーズ」と同じ1.5リッター直3ターボを搭載した廉価モデルが登場。そこに“駆けぬける歓び”はあるのか? 走りや乗り心地の印象に加えて、燃費のデータを報告する。
  • 「三菱エクリプス クロス」デザイン本部長インタビュー 2017.3.7 特集 三菱自動車の新しいコンパクトSUV「エクリプス クロス」がジュネーブショー2017でデビュー。スタイリッシュなクーペフォルムをまとうこのニューフェイスに、デザイナーたちはどんな思いを込めたのか。デザイン本部長に話を伺った。
ホームへ戻る