初音ミクの“痛車”、今年はBMWでレース参戦

2011.02.06 自動車ニュース

【SUPER GT 2011】初音ミクの“痛車”、今年はBMWでレース参戦

2011年2月6日、人気バーチャルアイドルキャラクター「初音ミク」のカラーリングを施したマシンでSUPER GTのGT300クラスに参戦中のGOODSMILERACING(グッドスマイルレーシング)が、千葉県の幕張メッセで2011年の体制発表を行った。

「BMW Z4 Mクーペ」をベースに独自開発したレーシングカーで2008年シーズン途中よりGT300クラスに参戦してきた同チームは、昨2010年は名門COXと組んで「ポルシェ911 GT3 RSR」を走らせたが、今季は参戦当初からのパートナーであるBMW専門ショップのStudieがチームの一員として復帰。これに伴い、再び「BMW Z4」でシリーズに挑むことが決まった。
ただし、車両はBMWモータースポーツが開発した「Z4 GT3」にスイッチ。しかも、彼らが走らせるのは、ドイツのシューベルト・モータースポーツが2011年1月に開催されたダンロップ24時間ドバイ・レースにエントリーし、総合優勝したマシンそのものだという。レース後、マシンはシューベルト自身の手で本格的なリビルドを実施、間もなく日本に到着する予定になっている。

チーム代表でStudieの代表取締役でもある鈴木康昭氏は「今年は勝ちにこだわる」と宣言。そこで、2009年シーズン終盤からドライバーを務めてきた番場琢選手をあえてNo.2ドライバーに降格させるとともに、「M7 RE雨宮レーシング」のエースドライバーで昨年はシリーズ2位に食い込んだ谷口信輝選手を起用、ドライバー陣の充実を図った。

発表会に出席した谷口選手は「今年はGT500に参戦する話もあったので、(チームからオファーを受けても)すぐには回答できなかったが、GT300に出るならこのチームしかないと決めていた」とコメント。「チャンピオンしか考えていない」といつも通り強気な発言で押し通した。谷口選手とコンビを組む番場選手は「谷口さんは速さと経験を兼ね備えた数少ないドライバー。絶大な信頼を寄せている先輩でもあるので、今年は1年間勉強しながら、ふたりで力をあわせて戦っていきたい」と抱負を語った。

チームのスポーティングディレクターに片山右京が起用されたことも話題のひとつだ。その右京も「やっぱりレースなんだから、かわいさだけじゃなくて、速くてかっこいいミクちゃんの姿を見てほしい」と闘志を燃やしている。さらに、グッドスマイルカンパニーがスポンサードするF1ドライバーの小林可夢偉が、同チームのスペシャルサポーターを務めることもあわせて発表された。
グッドスマイルレーシングでは、かねてより実施している個人スポンサー制度を今年も導入。一口3000円の漢(おとこ)コースから30万円の超漢コースまで計3コースが設定されている。ちなみに、一昨年は8400名、昨年は8700名の個人スポンサーが集まったというから、初音ミクの人気はモータースポーツ界でも絶大のようである。

(文=大谷達也(Little Wing))


初音ミクの“痛車”、今年はBMWでレース参戦の画像
会場に置かれた2009年シーズンの参戦マシン「Z4 Mクーペ」。このカラーリングも当時のもので、今季を戦う車両は現在デザイン中とのこと。
会場に置かれた2009年シーズンの参戦マシン「Z4 Mクーペ」。このカラーリングも当時のもので、今季を戦う車両は現在デザイン中とのこと。
写真右から、谷口信輝、番場琢の両選手、そしてチームのスポーティングディレクターを努める元F1ドライバー片山右京氏。
写真右から、谷口信輝、番場琢の両選手、そしてチームのスポーティングディレクターを努める元F1ドライバー片山右京氏。
発表会の会場には、スペシャルサポーターの小林可夢偉もビデオレターで出演した。
発表会の会場には、スペシャルサポーターの小林可夢偉もビデオレターで出演した。

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