【スペック】全長×全幅×全高=4855×1910×1750mm/ホイールベース=2920mm/車重=1830kg/駆動方式=FF/1.4リッター直4DOHC16バルブターボ+スーパーチャージャー(150ps/5800rpm、24.5kgm/1500-4000rpm)/価格=438万円(テスト車=483万1500円/レザーシートパッケージ=21万円/「RNS510」HDDナビゲーションシステム=24万1500円)

フォルクスワーゲン・シャランTSIハイライン(FF/6AT)【試乗記】

二代目は親日派 2011.02.03 試乗記 フォルクスワーゲン・シャランTSIハイライン(FF/6AT)
……483万1500円

新型「シャラン」が日本に上陸した。1.8トンのボディに1.4リッターエンジンを搭載した欧州製ミニバンはどんな走りを見せるのか。

初代「シャラン」が見せたもの

「シャラン」とはまた、懐かしい名前の復活である。先代「シャラン」が日本で発売されたのは1997年のこと。当時のミニバン界の両雄「トヨタ・エスティマ」と「ホンダ・オデッセイ」がまだ初代で、「ホンダ・ステップワゴン」が出たばかりという、国内のミニバン市場がまだ初々しかった頃のことだ。

思えば、その頃すでにミニバンといえば四角いボディというイメージは崩れつつあった。しかし、そんな中でも初代「シャラン」の丸いモノフォルムボディは個性的に映り、異彩を放っていたように記憶している。また、コンパクトな2.8リッターVR6エンジンを短いノーズの下に搭載し、背の高いミニバンらしからぬハンドリングを誇るところなんかにも、“本場モノ”っぽいありがたさを感じたものだ。

それと、そうそう、実は一番うらやましかったのが、初代「シャラン」も当時のヨーロッパ製ミニバンの例にもれず、2列目と3列目のシートが取り外せるようになっていたことだ。

日本のミニバンたちは、シートアレンジの仕掛けをとても苦労して編み出してきた。なのに、あちらのミニバンときたら、そこらへんを端折るかのごとくシートをボンッと取り外して、「ハイッ、荷台が広がりました」とやってのけてしまう。そのシンプルかつ大胆な発想に感服しつつ、あんなに重いシートを外し、それを保管しておけるだけの場所があるヨーロッパの住環境の豊かさがうらやましかったわけである。

でも今回復活した「シャラン」には、もっと驚かされた。日本のミニバンも顔負けの“日本的マナー”を身につけていたからだ。


フォルクスワーゲン・シャランTSIハイライン(FF/6AT)【試乗記】の画像

フォルクスワーゲン・シャランTSIハイライン(FF/6AT)【試乗記】の画像
新型「シャラン」には、アイドリングストップ機能やブレーキエネルギー回生システムなど、環境に配慮した「ブルーモーションテクノロジー」が採用される。
新型「シャラン」には、アイドリングストップ機能やブレーキエネルギー回生システムなど、環境に配慮した「ブルーモーションテクノロジー」が採用される。
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