【スペック】全長×全幅×全高=3700×1685×1430mm/ホイールベース=2465mm/車重=1130kg/駆動方式=FF/1.6リッター直4DOHC16バルブ(98ps/6000rpm、15.6kgm/3000rpm)/価格=219万9000円(テスト車=285万8000円/プリディッシュ・レーシンググリーンII=5万5000円/前席スポーツシート=46000円/クロスレザーレイシート カーボンブラック=10万円/MINIペッパー パッケージ=19万円/4ホールサーキュラースポーク&195/55R16タイヤ=22万円/ランフラットタイヤ=18000円/インテリアサーフェス ピアノブラック=3万円)

MINI ONE(FF/6MT)【試乗記】

レトロじゃなくてサンプリング? 2011.02.01 試乗記 MINI ONE(FF/6MT)
……285万8000円

「アウディA1」「シトロエンDS3」などの好敵手を迎え撃つ「MINI」は、マイナーチェンジでどのように変わったか。エントリーモデルに試乗した。

ライバル大歓迎

自分が「MINI」の立場だったら、「アウディA1」や「シトロエンDS3」といったライバルの登場で、ちょっとホッとしたかもしれない。いままでは、高級コンパクトカーへの期待をMINIがひとりで引き受けてきた。だから「レトロなデザインが後ろ向き」というような批判も浴びた。
でも、あたりまえですが1台ですべての要求に応えることはできないわけです。音楽だってファッションだって60年代のテイストが好きな人っているじゃないですかっ、と、自分がMINIの立場だったら言いたいところ。それがいまなら、「だったらあちらへどうぞ」と言うことができる。ライバルが現れたことで、MINIの立ち位置がはっきりしたのだ。

2010年にMINIの全シリーズがマイナーチェンジを受け、すべてのモデルにブレーキエネルギー回生システムを装備するようになった。また、MT仕様にはアイドリングストップ機構が備わるようになっている。なかでも注目したいのが、エンジン排気量が1.4リッターから1.6リッターへと拡大したベーシックモデルの「MINI ONE」だ。もろもろの改良によって今回試乗した6MT仕様の10・15モード燃費は、20.5km/リッターへと向上しているという。

ただし排気量がアップしたとはいえ、「おおっ、速くなった」と驚くことはなかった。それもそのはず、最高出力は従来の95psから98psへと3ps増しただけ。両車のパワーの違いは、おそらく同条件で乗り比べてみないとわからないだろう。そもそも95psのマイチェン前でも力不足を感じなかったわけで、今回の排気量拡大の目的はパワーアップより効率アップなのだ。「ボロロン」という飾り気のない排気音の盛り上がりとともに健康的に吹け上がる美点もそのままだ。
エンジンの違いより大きかったのは、乗り心地の変化だ。

インテリアの雰囲気が引き締まったと思ったら、オーディオや空調類のスイッチが、シルバーからブラックになっていた。インテリアのカラーバリエーションも増えている。
MINI ONE(FF/6MT)【短評】

MINI ONE(FF/6MT)【短評】
リアのコンビネーションランプ内に、LEDライトが備わるようになったのもマイチェンでの変化。標準装備されるホイールのデザインが変更されたほか、5種類の新しいデザインのホイールがオプションのリストに加わった。
MINI ONE(FF/6MT)【短評】

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