【スペック】全長×全幅×全高=4120×1790×1550mm/ホイールベース=2595mm/車重=1460kg/駆動方式=4WD/1.6リッター直4DOHC16バルブターボ(184ps/5500rpm、24.5kgm/1600-5000rpm)/価格=379万円(テスト車=499万7000円)

MINIクーパーS クロスオーバーALL4(4WD/6MT)【試乗記】

MINIの拡大解釈 2011.01.28 試乗記 MINIクーパーS クロスオーバーALL4(4WD/6MT)
……499万7000円

4枚ドアの新型MINI「クロスオーバー」が日本上陸。シリーズ初の四駆モデルに試乗した。

リメイクの範疇を超えている

そもそも考えてみれば、ニュー「MINI」というクルマは、オリジナルMINIを“リメイク”するところにスタート地点があったクルマだ。これはすなわち、ゴール地点もオリジナルMINIであることを意味している。

どういうことかというと、ビートルズのコピーを生業(なりわい)としてスタートしたバンドは、どれほど演奏能力が高くて、どれほど作曲能力に恵まれていたとしても、ポールが間違えて演奏したところはそのとおりまねなくてはならないし、酷なことを言うようだが、自らのオリジナル曲を演奏することは望まれていない。なぜなら、ビートルズを超えたり、ビートルズより正しく演奏した瞬間に、別モノになってしまうからである。

だから本来、リメイクカーにモデルチェンジや進化などというものはありえないはずなのだ。だって、リメイクするたびに解釈がちょこちょこと変わっているようでは、リメイクとは呼べないじゃないか。
つまりニューMINIは、モデルチェンジをした瞬間にオリジナルのリメイクの範疇(はんちゅう)を超えていたわけであり、独自の進化を志すオリジナルカーになっていたと考えた方が、きっといいのだ。

見るからに大きい「MINIクロスオーバー」を前にして、まずはそんなことを考えた。そしたら、ずっとこのクルマが理解しやすくなった。ハッチバックモデルより高い位置にあるドアハンドルを引き、いざ、運転席に着いてみる。


MINIクーパーS クロスオーバーALL4(4WD/6MT)【試乗記】の画像
「MINIクロスオーバー」の特徴である「センターレール」。カップホルダーなどを好きなところに固定することができる。
「MINIクロスオーバー」の特徴である「センターレール」。カップホルダーなどを好きなところに固定することができる。

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