【スペック】全長×全幅×全高=4845×1940×1710mm/ホイールベース=2895mm/車重=2130kg/駆動方式=4WD/4.8リッターV8DOHC32バルブ(400ps/6500rpm、51.0kgm/3500rpm)/価格=1030万円(テスト車=1177万9000円/チルト・スライド式電動サンルーフ=26万1000円/PASM=27万4000円/20インチカイエンスポーツデザインIIホイール=44万2000円/フロアマット=3万2000円/シートヒーター(フロント)=7万7000円/)ダークウォールナットパッケージ=18万2000円/ボディカラー(クラシックシルバーメタリック)=18万1000円)

ポルシェ・カイエンS(4WD/8AT)【試乗記】

さらにポルシェらしく 2011.01.25 試乗記 ポルシェ・カイエンS(4WD/8AT)
……1177万9000円

パワーアップしたエンジンと、多段化したトランスミッションを搭載して上陸した、新型「ポルシェ・カイエン」。その走りはどう変わったのか? NAの上級モデル「カイエンS」に試乗した。

青っぽさが抜けた

あらためて見る新型「カイエン」、いかにも自信ありげでイイ顔になったと思う。あの偉大なる「911」すら凌駕(りょうが)して、世界中で売れに売れた経験が、最初は「911(996型)」とウリふたつで、次にマイナーチェンジで怒ったような顔をしてみせたりした「カイエン」君に余裕を与えたらしい。

ポルシェが作るSUVと聞けば、誰もがまずはスポーツカーに迫るパフォーマンスを期待するだろう。新型はそれがより一層ストレートに伝わってくるようになったという意味でも、良いデザインになったと思う。新型の“体つき”は、豊満でありながら筋肉質。それでいて、顔つきはシャープ。円熟期に入って青っぽさが抜けたスポーツ選手の居ずまいというか、余裕のあるふてぶてしさ(?)すらにじむようになった(もちろんいい意味でだ)。

外観だけでなく、コクピットもスポーツカー的な緊張感を漂わせるものになった。ダッシュボードが全幅いっぱいに直線的に広がり、メーターパネルとステアリングの位置関係がおたがいに近い。これはまちがいなくポルシェのインテリアの伝統を踏まえての造形である。その一方で、いまどきのポルシェであることを認識させられるのが、「パナメーラ」似の幅広なセンターコンソールである。当代一のスイッチフェチの称号を与えたくなるくらいたくさんのボタンを並べたセンターコンソールは、比較的高い位置に設置されていることもあり、全長4.8m×全幅1.9m級のクルマにしては窮屈な、スポーティな運転席が演出されている。

この記事の大きな画像を見るためには、画像ギャラリーをご覧ください。

カイエンの他の画像を見るためには、写真一覧をご覧ください。

関連記事 ホームへ戻る