【スペック】全長×全幅×全高=3710×1620×1765mm/ホイールベース=2450mm/車重=1040kg/駆動方式=FF/1.2リッター直4DOHC16バルブ(91ps/6000rpm、12.0kgm/4800rpm)/価格=162万4350円(テスト車=175万5600円/バックモニター付きCDプレーヤー=4万7250円/SRSカーテンエアバッグ&ESP=8万4000円)

スズキ・ソリオS(FF/CVT)【試乗記】

個性をもっと! 2011.01.21 試乗記 スズキ・ソリオS(FF/CVT)
……175万5600円

「軽では足りない、ミニバンでは大きい」というユーザーがターゲットだという新型「スズキ・ソリオ」。その走りと使い勝手を試してみた。

改名しないの?

「ソリオ」といえば、もともとは軽乗用車「ワゴンR」をワイドにして登録車として売り出した「ワゴンRワイド」の流れをくむモデルだ。途中、「ワゴンRプラス」「ワゴンRソリオ」と名前を変え、2005年からこの名前に落ち着いているソリオはまるで出世魚のようだが、2010年12月のフルモデルチェンジでは、期待に反して(!?)同じ名前で登場。反面、中味は劇的に変わっており、個人的には改名したほうがよかったんじゃないかと思うくらいだ。しかし、スズキの中では“せっかく浸透してきた名前を捨てるのはもったいない”という意見が強かったようだ。

それはさておき、ソリオがどのくらい変わったかというと、“コンパクトハイトワゴン”というキーワードこそ共通だが、ワゴンRの面影は消え失せ、むしろ同社の「パレット」をワイドにしたようなスタイルに生まれ変わっている。つまり、両側スライドドアを備えた、背の高いコンパクトワゴンである。実際はパレットの幅を広げたわけではなく、新たなプラットフォームをつくったというのがスズキの言い分だが、買う側にとってはそんなことはそれほど重要ではなく、見栄えのするフロントマスクと便利なスライドドアを手に入れたことを喜ぶ人は多いに違いない

日本のミニバンでは必須アイテムといえるスライドドアをソリオに採用したのは、ミニバンから乗り替えるユーザーを取り込みたいという理由からだ。7人分のシートは要らないから全長は短くてもいいけれど、広くて天井の高いラゲッジスペースと便利なスライドドアは手放せない……。そんな“ダウンサイザー”がターゲットというわけだ。さらに、軽自動車からのステップアップ組にも狙いを定めるのが、新しいソリオなのだ。

後席両側パワースライドドアは、試乗車の「S」グレードに標準装備。他の「G」「X」では、助手席側のみパワースライドドアが採用される。
後席両側パワースライドドアは、試乗車の「S」グレードに標準装備。他の「G」「X」では、助手席側のみパワースライドドアが採用される。

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