【スペック】全長×全幅×全高=3800×1720×1130mm/ホイールベース=2300mm/車重=900kg/駆動方式=MR/1.6リッター直列4気筒DOHC16バルブ(136ps/6800rpm、16.3kgm/4400rpm)/価格=510万円(テスト車=532万円/ライフスタイルペイント<クロームオレンジ>=22万円)

ロータス・エリーゼ(MR/6MT)【試乗記】

引退なんてありえない 2011.01.20 試乗記 ロータス・エリーゼ(MR/6MT)
……532万円

マイナーチェンジで、見た目も中身も新しくなった「ロータス・エリーゼ」。その仕上がり具合をチェックしてみた。

この味、いまだけ?

2010年のパリサロンでのロータスは、衝撃的だった。復活版「エスプリ」から4ドアの「エテルネ」まで、一度に5台のコンセプトカーを登場させたからだ。

しかしそのうちの1台、次期型「エリーゼ」には、複雑な感想を抱いた。320psを発生するスーパーチャージャー付き2リッターエンジンで、全長4m、全幅1.85mのボディを270km/hまで引っ張るという内容は、もはやライトウェイトスポーツではないと思ったからだ。
次期型の車重は1095kgだからライトウェイトだと反論する人もいるだろうが、限られたパワーを使い切り、小型軽量ボディが生み出すキビキビ感を味わうという「人車一体感」は、スペックを見る限り薄れているような気がした。

今回のエリーゼの取材は、ゆえに特別な感情とともに臨むことになった。次期形の発表は2015年とまだ先なのに、「現行エリーゼに乗れるのはあとわずか」という気持ちが先行してしまったのだ。
試乗したのは、6月に発表された2011年モデルのベーシックグレード。2006年にインプレッションを書かせていただいた先代エリーゼSと比較すると、外観は前後左右のルーバー風装飾が消えたおかげで、クリーンかつモダンになった。

高く幅広いサイドシルを乗り越えてのアクセスは従来どおりだが、インパネは2008年の「SC」追加あたりから採用されたタイプに替わっている。エアバッグやパワーウィンドウ、スターターボタンなど、装備レベルは今日的になった。
それでいてフロアやサイドシルには、アルミフレームが露出している。これを安っぽいと捉えるのは間違いで、むしろ内装材でごまかせないからこそ、工作水準の高さが実感できる。これだけで鑑賞に値する工芸品的な造りだ。

全長わずか3.8mのMRスポーツカー「ロータス・エリーゼ」。着脱式のルーフを外せば、より開放的なドライビングが楽しめる。
ロータス・エリーゼ(MR/6MT)【短評】
点在していたランプやエアインテークをまとめ、“すっきり顔”とされた新型のフロントまわり。スモールランプとウィンカーはLED式となる。
ロータス・エリーゼ(MR/6MT)【短評】
アルミ地むき出しのインテリアは、基本的に従来どおりの造り。MTはこれまでの5段から、よりクロースした6段へと変更された。
ロータス・エリーゼ(MR/6MT)【短評】

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